ぷっすり小話
ぷっすり
第一章
第1話 幻の作家
吉田修一さんの本を読んでいました。
映画化された作品を観た後で、芥川賞をとった初期の作品「パーク・ライフ」を買ったんです。
買ったのはもう何年も前の事なんですが、先日、いきなり読み始めちゃったんですね。
何かきっかけはあったんでしょうけど、もう今では思い出せないんですが、読んでいるとなぜか寺田修二さんの本を読んでいる気がするんですよ。
でも表紙を確認すると吉田修一なんです。
寝る前に少しずつ読んでいたんですが、そんなことが何度かあって、その度に吉田修一はインパクトのない名前だと思ってたんです。
それで、さっき読み終わった時にふと思ったんですね。
寺田修二って誰だっけ?
それが思い出せない。
眠くなってきてはいたんですが、気になってしまったので、ぐぐぐーっと、ぐーぐる先生にきいてみたんですよ。
てっ?
寺山修司?
しか出てきませんでした……
なんということだろうか。
寺山修司の本を読もうとして寺田修二の本のような気がしながら吉田修一の本を読んでいたとは……
「修」という字のインパクトがこんなに強かったなんてビックリですね。
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