第225話 5人でクリスマスパーティー②

「……すみません。いくら考えても何が悪いのかわからないので、何が悪かったのか教えてもらってもいいですか?」


数分ほど考えたものの、全くわからなかったので、4人にそう聞いてみる。


「もう、ゆうくんったらそんなこともわからないの?」


優香さんに渚ちゃん日鞠ちゃんが口ごもっているなか、あおいだけが上から目線でそう言ってきた。……あおいって、こんなこともできるんだ。すっごくかわいい。

……ただ、そんなことを考えていることをあおいに知られたら、大変なことになりかねないので、なるべくこの気持ちをあおいに悟られないようにこう言った。


「うん……。ごめん。」


と。


「もう、仕方ないな~、ゆうくんは。……いい、三人の気持ちを解説するからちゃんと聞いておいてね。」


……いや、教えてくれるのは嬉しいんですよ?でも、何て言うか、その、直接三人から聞きたいんだよね。ほら、あおいの予想が間違っている可能性もあるわけなんだし。そうおもったものの、『えっへん』という言葉が似合うようなポーズをしているあおいに、何も言えない俺であった。

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