第111話 あ、これは完全に終わったな。
「い、いや、そんなことはないよ‼︎……優香さんはなんでそう思ったの?」
なんとか誤魔化そうと思った俺はそう言った。
「そ、そうだよ優香、なんで急に、そんなことを聞いてきたの?……それに、前にも違うって言ったじゃん‼︎」
葵も、俺と同じ気持ちのようで、誤魔化すのを手伝ってくれた。しかし……
「葵、ゆうきくん。もう誤魔化さなくてもいいんだよ。」
優香さんがそう言ったとき、
バタン
そんな音を立ててドアが開いた。
……あれ?家に入ってくるなんて、誰だろう?
そう思ってリビングから、玄関の方へと歩いていくと、
「2人とも、新婚生活はどんな感じ?」
そう言う俺の母親がいた。
……あ、これは完全に終わったな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます