真面目な俺がvirtualに恋をした
梨。
第1話
彼女に触れる事は出来ない
ー僕が恋した彼女はバーチャルだからー
手を伸ばしても届かないのに、、、
そんな所で泣かないでくれ。
俺の声は1つのコメントでしかない。
1つの金額にしかならない。
それでも俺は必死になって配信へ行く。
それは何故かって?
ー振り向いて欲しいからー
その一択しか俺にはなかった。
配信へ行けば色々な彼女の姿が見れる。
俺が知らない彼女が発見できる。
金にしかならなくたって良いんだ。
彼女の傍に居られるのなら…それで…幸せなんだ。
これ以上愛おしい日常はもう無いだろう?
コメント欄を見返して同担の人に同意のコメントを返すのは楽しい…俺の気持ちを分かってもらえるのはとっても嬉しいんだ。
誰が推しとか誰が好きとかじゃなくただ単に共感を持って欲しい。
そんな気持ちが俺を毎日の配信へと手を伸ばしていた。
ーENDー
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