第2話 好きです!



 好きです。

 好きです!


 先生が好きです。

 先生の心が好きです。

 先生の優しさが好きです。


 先生のそっけない所も好き。

 先生のつれない所も好き。

 先生のいじわるな所も好き。


 照れてるんですよね?

 恥ずかしがってるんですよね?


 そんな先生も可愛い、愛おしい、好き好き好き。

 悶え殺す気ですか。好き!


 私は先生に会いたくなったので、先生の家を訪ねた。好き!

 けれど、先生は出てくれなかった。好き!


 仕方ない。好き!

 恋愛に障害は付き物だ。好き!


 おたがい初めての恋なんだから、勝手が分からない。好き!

 ですよね? 先生。好き!


 分かってます。好き好き好き!

 先生、恋人らしい恋人もいないですし、付き合ってる人もいないですし、携帯のメアド男性ばっかりですしね。それでも好き!


 早く平日にならないかな。


 あいたいな。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る