第2話 歩き続ける時間




「すがってしまいたい」


「かつてあった平穏な日々」


「無気力に眠れば、夜には必ず会える」


 立ち止まらずに 歩き続ける

 どんなにひどい嵐の中でも

 忘れずに 想い強くして


 走る力を得るために

 道を振り返らない

 真っすぐ前だけを見つめて

 その先にあるはずの終着点を

 思い描く


 がむしゃらに

 未来を求める


 過去はすでに

 通り過ぎてきたものだから

 考えない

 

 ただ今を歩んで

 昨日にしていくだけ


「辛くても悲しくても、光の下で生き続けるんだ」


「夜なんて体を休めるだけで十分だ」


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