第3話

つい先日、席替えで俺は運悪く、隣り合わせの席になったのだが。

服装がダサいだの。

もっと髪の毛を短くしろだの、

足が短いだの、

ヒョロヒョロだから筋トレしろだの、言われており。

勉強しか取り柄がないだの、

悪口を言われまくってた。

しかも、面と向かって。

彼女の言い分はこうだ。

「あら、アドバイスだかんね。

ある程度、自分磨きすれば、

モテ期が来るかもよ?わたしは

キツイこと言ってるけど、山吹くんの

為を思って言ってあげてるの。

感謝してほしいわ」


ま、俺は基本的に運の悪い男。

だからこそ、今日も目の前には天敵である

ギャルがいた。

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