第31話 最終章 怪人が消える時3

 俺達がシールドガーディアンに訪れたのはそれから一ヶ月後だった。警戒領域に入る前で俺は止まって呼びかけてみる。




《玲奈、玲奈、来てくれ》




 今のところ力也としかテレパシーは使えないが、玲奈なら伝わる。そんな気がした。俺は念じ続けてみる。


 三十分後に玲奈が出てきた。




「誰。誰かいるの」




 俺達は自分の姿もあるので身を隠していた。




「俺だ、幸治だ。ここにいる」




 まずは玲奈の警戒を解くために声だけを飛ばす。




「幸治、幸治なのねやっぱり。どこ、どこにいるの」




 玲奈が俺を探し出す。




「待て、探さないでくれ。今日は用があってここに来た」




 その姿を見てなんとなく自分の決心を固める。




「用。何。こっちはずっと心配してたのに」


「ああ、悪かった。まずはこれを見てくれ」




 そう言って蔦を切ると、三本の矛が地面に刺さる。




「これは・・・・・・」


「これは三大幹部の矛だ。三大幹部は俺達が倒した」


「三大幹部を倒した・・・・・・。そんな、どうやって」


「力也と一緒にだ。ともかくそれは渡した。それじゃあ元気でな」




 怪人と人間。どうせ相容れない存在。このままいなくなる方が良い。




「待って。この一ヶ月間弱い怪人しか出なくなった。それも何か関係あるの」


「ああ。怪人はもういない。安心してくれ」


「怪人はもういない。それなら出てこれるでしょ。貴方達は怪人を倒したヒーロー。ヒーローは皆に感謝されるべきよ。だから、だから・・・・・・お願い、出てきてよ」




 玲奈は地面に手をついて泣き出した。俺はそのまま去ろうとする。




《おい、いいのか》




 力也が聞いてくる。




《いいんだ》




 俺は後ろ髪を引かれながら答える。




《いや、良くないな。俺は出る》


《待っ――》




 止めようとするが力也の方が早かった。玲奈の前に出る。玲奈はパッと顔を上げた。




「幸治は」




 掠れた声だった。




「出てこいよ」




 力也は俺のいるところに向って手招きする。もうこうなったら隠れていても意味が無い。俺は、出ることにした。




「幸治」




 玲奈が飛びついてくる。俺はそれを身体で受け止めた。




「また会えた。また会えたよ」




 泣きながら掴んで放さない玲奈を見て、俺はゆっくりと玲奈を抱き締めた。いつぶりかの玲奈の温もりだ。俺の目が熱くなっていき、愛の結晶を流し出した。




 しかしそれも長くは続かなかった。




「玲奈さーん」


「玲奈―」




 そんな声が聞こえてくる。ただ、俺と玲奈にはそんなのは関係なかった。




「いた。あれ、玲奈が怪人に捕まっている」


「待て、これは――」




 力也が代わりに説明しようとする。が、




「ニューシールド戦隊。変身」




 声は届かなかった。




「赤きスーツは正義に印。ニューシールドレッド、悪を打ち砕く」


「青き勇気は元気の源。ニューシールドブルー、新参」


「我が願うは喜びの嵐。ニューシールドグリーン、いざ参る」


「この世に憂う全ての人達。私が笑顔に変えてみせる。ニューシールドイエロー、行っくよー」


「うう、ううう、うおーーーーーーーーーーーー」




 と、力也が急に吠えだした。さすがにびっくりして力也の方を見る。すると、力也は戦隊達に襲いかかってしまう。




 ドクンッ




 その様子を見た瞬間に心臓に強烈な痛みが走った。嫌な予感がする。




「力也を止めてくる。ニューシールドピンク、変身。この世に巣くう悪どもは愛の力で滅多打ち。いざっ」




 と、玲奈が変身した。その姿を見た瞬間に、激しい憎悪が沸き起こってくる。




「離れろ」


「えっ」


「離れろーーーーーーーーーーーーーーー」




 玲奈を突き飛ばす。すると、喜びにも似た幸福が一瞬湧き起こった。




「うおーーーーーーーーーーーー」




 俺は訳がわからなかった。ただ身体が勝手に動いてしまう。俺もまた戦隊達の方へ向ってしまう。


 力也は四人の連携技を食らいそうになっていた。




「「ワワイヤー」」




 緑と黄色がガンからワイヤーを出し、力也を絡める。そして二人で引っ張り上げて自由を奪っていた。




「イージスガード」


「ソードクラッシュ、三の型」




 そして赤い大盾にブルーが突っ込むと、凄い勢いで跳ね返っていく。ブルーは突きの構えだ。




「「「「グングニル・ライトサン」」」」




 鋭い突きが力也を襲う。しかし、力也はもがくどころか、一瞬力を緩めた。と、突きが刺さる瞬間、ワイヤーを押し返して突きを白羽取りした。




「な、なんだって」




 ブルーが驚愕する。無理矢理突こうにもその後一歩も進めなかった。




「うわー」




 そして力也はワイヤーなど関係ないようにブルーを投げ飛ばす。


 その頃には俺も合流してグリーンとイエロー、レッドに攻撃を加えていた。全員飛ばされる。するとまただ、得も言われぬ快感が体中を支配した。何だか戦うのが楽しいようでもあり、それが消えると激しい憎悪が甦る。その二つの衝動に突き動かされてしまう自分がいた。そこに他の思考はなかった。ただ、目の前の戦隊を消す。そういう思考に支配されていた。




「やめて。どうして。貴方達はヒーローでしょ。こんなことやめて」




 ピンクが出てきて何か叫んでいる。頭に台詞が入ってこない。消さなければ。力也と合図を交わして挟み撃ちを狙う。一撃で終わるだろう。




 ビュンビュンビュンビュン




 と、レーザーが立て続けに動線を塞いだ。反射的にガードする。そして俺達は勢いに押されて大きく下がった。ダメージこそほとんど無いが、針に刺されたような痛みはある。




「おい玲奈。何やってるんだ。敵が目の前にいるんだぞ」




 レッドがピンクを叱咤しったした。




「違う。あれは敵じゃない。幸治と力也よ。三大幹部を倒してくれた」


「幸治さんと力也さん・・・・・・。三大幹部を倒した。何を言ってるんだ」


「ほら、あそこに証拠がある」




 指の先には三本の矛があった。




「えっ、・・・・・・じゃあなんで攻撃して来るんだ」


「わからない。こっちが攻撃しているからじゃないの。攻撃をやめましょう」


「・・・・・・わかった。皆、いったん武器を下ろしてくれ」




 戦隊達は顔を見合わせながらも武器を下ろした。




「幸治さんと力也さんだね。急に攻撃して悪かった。話し合おう」




 俺は力也に合図を送る。今だ。今ならやれる。




 ダッ




 二人で一気に近付いた。




「「うおーーーーーーーー」」


「ちっ、だめじゃないか」


「そんな・・・・・・」




 戦隊はすぐに構えたが少し遅い。力也はグリーンを、俺はブルーを捕まえて締め上げる。




「「うぐわっ、あっ・・・・・・」」




 二人が呻く声が心地良かった。




「「放せ」」




 レッドとイエローがグリーンを助けようと力也を攻撃し始める。しかしこちらには来なかった。立ち位置の問題もあるかもしれない。一番近いのはピンクだ。




「れ、いな。さん。たす、け、て・・・・・・」




 ブルーが呻いている。もっと呻け。そして果てろ。力を込める。




「うがーーー」


「幸治放して、お願い」




 ピンクがこちらにガンを向けるが、撃つ気は無いようだ。




「うぐがーーー」




 ビュンビュンビュン


 俺は片手を集中的に撃たれて、反射的にブルーを落とした。




「どうして、どうして」




 俺は標的をピンクに変え、攻撃を仕掛ける。




「どうしてーーー、龍虎波動・爆」




 と、触れる瞬間激しい爆風が起こり、吹き飛ばされた。




「笑う門には福来たる」


「ウルトラチョップ」




 力也もグリーンを放したようだ。二つの攻撃を避けて、少し距離を取っている。俺はかなり飛ばされてしまったようだ。




「達彦、護、大丈夫」




 ピンクが聞く。




「ああ。なんとかね」


「ええ、・・・・・・一応、いけます。まだ」


「各個撃破を狙う。良いわね」


「「「「ラジャ」」」」


「「「「「パーフェクト・グングニル・サン」」」」」


「龍虎波動・愛」


「「脱兎の如く」」


「イージスガード」


「ソードクラッシュ・三の型」




 ピンクのエネルギー派が力也を包む。すると力也の動きが極端に鈍った。その間に四人が準備を進め、ブルーがさっきと同じように突進してきた。あれを食らったら力也でもさすがにまずい。俺はそう思った。




「瞬足の蹴り」




 俺は俺の中で最速の蹴りを力也目掛けて放った。距離はあるが、間に合うかもしれない。それくらい俺のこの技は速い。そして、突きが力也に当たる直前で俺の蹴りが力也にヒットする。ブルーの突きは空を切った。


 俺の蹴りは力也の一番堅いところを蹴っている。力也は飛ばされているが、ダメージはほとんど無いはずだ。




「切り替えて、すぐ合体技」


「「「「ラジャ」」」」




 ピンクが叫んでいる。全員がガンで牽制しながら固まった。俺と力也も誘導されて固まる。




「「「「「アタックフォーメーション。セット完了。ゴー、ランチャー」」」」」




 強いエネルギー砲が飛んでくる。俺と力也はガードした。非常に強いエネルギー砲だ。ただ、三大幹部の時を考えれば安い方である。




 バンッ、バンッ、バーン




 何カ所か破裂するような痛みに襲われて、最後に大きな衝撃を受けた。油断出来ない威力だが、ガードしていれば致命傷にはなり得ないと思った。




「くそっ、まだ倒れない」




 レッドが悪態をつく。




「ニューシールド戦隊。持ってきたぞー」




 と、突如おじさんの声がして、五体の機体が現れた。五人を攻撃しようとする我々を牽制するようにレーザーや爆撃をしてきた。いくつか当たり、ダメージを受けてしまう。




「ちっ」


「邪魔だな」




 二人で悪態をつく。そして、五人が機体に乗り込んでいくのが見えた。




「ニューシールドレッドバード」


「ニューシールドブルーブルドーザー」


「ニューシールドグリーンダンプカー」


「ニューシールドイエローカー」


「ニューシールドピンクタンク」




 そして合体していく。




「「「「「合身、ニューシールドアタッカー」」」」」




 巨大なロボットが現れた。




《巨大化か、出来るか》




 力也に聞いてみる。




《他のやつが出来て俺達が出来ない道理はないだろう》




 それもそうだ。




《わかった。やってみよう》


《どうせなら俺らも合身してみるか》




 力也が突拍子のないことをいう。




《俺らはロボットじゃないんだぞ》




 そう、ロボットならいざ知らず。こちらは肉体だ。




《イメージ出来ないか》




 力也がそう言う。少し想像してみる。力也と一体になる。そのイメージは、出来る。力也となら出来るような気がした。




《いや、出来そうだ。俺が脚で》


《俺が腕だ》


《やってみるか》


《おう》




 イメージを言霊で具現化させる。戦隊達のスーツにも利用されてるこの世の原理だ。




「「二身合身、龍虎王生誕」」




 こうして俺達は巨大化と共に合身した。


 二つの巨体が対峙する。少しの静寂。先に動いたのはロボットの方だった。




「「「「「ウルトラコンボ」」」」」




 蹴手繰けたぐりが飛んでくる。しかしそれは脚でいなした。




「「「「「ニューシールドバルカン」」」」」






 今度は頭部から弾丸が飛んでくる。しかしそれらは素早く手で取ってみせる。この身体には力也のパワーと俺のスピードが備わっている。




「「「「「ウルトラコンボ」」」」」




 しかし、弾丸を手で捌いている間に、さっきの技を繰り出してきた。反射的に手でガードする。と、バルカンの方がガード出来なくなる。ヒットしてしまう。少し後ろに下がって体勢を立て直す。




「「「「「シールドウルトラソード」」」」」




 そしてその間にロボットは次から次へと攻撃を繰り出す。




「「「「「ソードクラッシュ・四の型」」」」」




 切り抜けが来る。しかしそれは白刃取りした。捻って、ロボットの巨体を投げ飛ばす。ロボットが倒れた。


 そして続けざまに飛びかかる。




「鉄拳制裁、大岩落とし」




 岩のように堅く握った拳を振り下ろす。ロボットはガードするが、衝撃で地面が凹んだ。その後も連続でガードの上から拳を振り下ろす。馬乗り状態だ。




「イージスシールド」




 ロボットが叫ぶ。最初と同じくらい強い一撃を加えると、今度は上体が急に跳ね上がった。押し飛ばされてしまう。どうやら背中に特殊な盾を仕込んであったようだ。




「「「「「フォーイージス・封印」」」」」




 こちらが倒れている間に大盾を四つ四方に配置し、結界を作り出した。起き上がって、結界を壊そうとすると、大きく弾かれてしまう。なるほど、こちらの力は跳ね返されるらしい。


 しかしならば根比べだ。どこまで耐えられるか。




「剛力の拳」




 助走をつけて攻撃する。当然の如く跳ね返される。




「瞬足の蹴り」




 しかしその反動を弾みにまた攻撃する。また跳ね返されるが、続けざまに繰り返した。いつしか結界の中の動きは閃光のような速さになる。だが、俺達はついていけた。




 ビリリ




 そして結界にひびが入る。俺達はまだまだ続ける。




 ビリリリリ




 更に入った。今だ。




「マッハストレート」




 バリンッと結界が割れ、俺達の閃光はロボットの裏までいった。目の前にもの凄いスピードで飛んでいくものがあった。それはロボットの顔だった。




 バンッバンッバンッバンッバンッ




 そしてロボットの身体から立て続けに爆発が起きる。




 ドカーン




 そして最後に大きな爆発をした。戦隊達が吹き飛ばされる。俺達は巨大化を解いた。そして二人で、倒れている戦隊を捕まえて追い打ちをかける。




 ドシッ、ドスッ、ドフッ




 レッドの変身が解ける。




 ドブッ、ドシッ、ドンッ




 ブルーの変身が解けた。




 ドギンッ、ドフッ、ドカッ




 グリーンの変身が解ける。




 ドスッ、ドボーン、ドカッ




 イエローの変身が解けた。




 バシッ、バシッ、ドーン




 ピンクが吹き飛ばされて、地面に落ちる。


 俺達は立ち上がろうとするピンクに最後の挟み撃ちを行おうとする。と、




 ガクッ




 ピンクは立ち上がれずに、膝をつき変身を解いた。




 ドクンッ




 急に自分を支配していた衝動から解放される。しかし、今は攻撃の最中だ。止められない。




(なら)


「瞬足の蹴り」




 一か八かだ。標的を玲奈の後ろの力也に変える。そして、




 ドンッ




 見事に成功する。倒れゆく玲奈を俺は支えた。




「大丈夫か。玲奈」




 どの口が言うのだろう。自分がここまで追い込んだというのに。




「なんだ、やっぱり幸治じゃない」




 掠れ声で玲奈がしゃべる。




「ごめん。こんなつもりじゃなかったんだ」




 謝って済む問題ではない。




「わかってるよ。こっちこそごめんね。信じてあげられなくて」




 そう言って、玲奈は気を失った。俺はしばらく、そんな玲奈を抱き締めた。


 しばらくして、力也が起き上がって近付いてくる。




「力也、頼みがある」




 俺は近付いてきた力也に話しかける。




「ああ、わかってる」




 力也は俺の話しかけた意図を汲んでくれているようだ。




「そうか。ありがとな」


「いや、俺も頼みたかったんだ」




 力也がそう言うと、やはり力也とは気が合うな、と思った。




「そうか。じゃあいくぞ」




 俺は丁寧に玲奈を寝かせて立ち上がる。




「「紅白・龍虎の舞」」




 そして二人で変身した。




「何歩必要だ」




 俺は力也に聞く。




「そうだな、二人だから二十二歩ずつでどうだ」




 四十四歩分の距離ということだ。




「いいな」




 俺と力也は背中合わせになり、一歩一歩離れていく。二十二歩歩き終わったところで振り返った。そしてお互いに深呼吸する。




「白虎のハルバード」


「赤龍のハルバード」




 お互いにハルバードを作り出した。




「いくぞ」




 そして俺は力也に呼びかけた。




「おう」




 力也は力強く返事をする。二人で笑い合った。




 ダッ




 二人で同時に近付く。そして、思いっきり腕を引いた。




「「ラスト・フィニッシャー」」




 お互いの身体にハルバードが深々と刺さった。




「お前と一緒で良かったよ、力也」


「俺もだ、幸治」


「これでいなくなったな」


「ああ、これで全部いなくなった」


「「さよならだ」」




 その言葉を最後に怪人は消えた。二つの矛が地面に落ちる。精神だけが残り、その精神も天へと吸い込まれていく。




「幸治」




 気を失いながらもそう呟く玲奈の声がした。愛の結晶を流している。俺はふふっと笑った。




(幸せに。玲奈も。人間も)




 そんな想いと共に俺は、昇華していった。


 そして、人間はゆっくり進化することになった。おわり




怪人が現れる時、それはいつも唐突だ


怪人が消える時、それもいつも唐突だ


僕らは怪人憎むけれど


それでもやっぱり大切だ


現れたら消えて欲しい


消えてしまったら寂しい存在


いつまでもどこまでも


ずっとずっと一緒にいようよ


君のことが好きだから


君らのことが大好きだから


さよならなんて言わせない


僕らはずっと輝いている




王の誕生待ち望み


生まれてこの方待ち惚け


愛する貴方にありがとう


哀する貴女にありがとう


これは怪人と人間の物語


悲しい哀しい「あい」の物語




怪人が現れる時、それはいつも唐突だ


怪人が消える時、それもいつも唐突だ


怪人はいつも壊すけれど


怪人はいつも作ってくれる


現れたら大いに怒って


消えてしまったら寂しい存在


いつまでもどこまでも


ずっとずっと創造しようよ


壊すのは好きだから


作るのも大好きだから


さよならなんて言わせない


この詩を捧げてありがとだ




王の誕生待ち望み


生まれてこの方待ち惚け


愛する貴方にありがとう


哀する貴女にありがとう


これは怪人と人間の物語


悲しい哀しい「あい」の物語


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