24.信じることとは

「そろそろ戻るか。コンスタンサのことは、また、追い追い話す」


ルイシュがそう言って石の上から腰を上げたので、アマリアも立ち上がった。東の空は白み始めていて、木々の彼方に見えていた星の海も輝きを失いつつあった。


「そうだ、おまえの患者のことだけどな、セルジオ先生が店を切り盛りしてくださってる。帰ったらお礼を言えよ。孤児院の年長の子供たちも手伝ってくれてる」


ルイシュはランタンを持ち、野営地の方角へ足を向ける。アマリアは彼の隣に並び、道なき道を歩きつつ胸を撫で下ろした。


「よかった、セルジオ先生が診てくださってるなら安心です」


もともと、アマリアに香薬学を教えてくれたのは孤児院長だった。彼はルイシュやコンスタンサや国王にも指南した名のある香薬師だ。彼が香薬屋をやめて孤児院長となったのは、おそらくアマリアが生まれたことがきっかけだったのだろう。アマリアの誕生は多くの人の人生を変えてしまった。


「そういえば、ルイシュさん、昨夜、治療に使った香薬の種ですけど、あれはいったいどこで……」


アマリアが疑問を口にしかけた時、頭と肩の上に何かがボタっと落ちてきた。水をたっぷりと含んだロープのような感触だった。目に入ったのは、もつれ合う2匹の蛇だった。


「……!!!」


声なき悲鳴を上げ、アマリアはそばにあった何かに力一杯しがみついた。


「お、おい、何だ急に!」


しがみついたものはルイシュだった。彼は足場の悪いところに立っていたのか、突進してきたアマリアの勢いに負けて体勢を崩し、木の根の上に尻もちをついた。そこへアマリアが覆いかぶさる。


「待て、アマリア、俺はおまえのことを……」


「とととと取ってください!!!」


アマリアはルイシュの胸に顔を埋め、懇願した。この蛇を捕まえてくれた人には一生を捧げてもいいと思った。


「……何だよ、蛇か」


ルイシュは何故か残念そうに言いながら、アマリアの頭や肩から蛇を取り、どこかへ放り投げた。


「取ったぞ、もう大丈夫だ」


ルイシュはアマリアの頭をポンと優しく撫でた。アマリアは我に返り、これ以上ないほど赤面した。昨夜、オリオンにしたのと同じことをルイシュにしてしまった。取り乱し、みっともない姿を見られ、しかも彼を地面に押し倒した。穴があったら入りたい。


「す、すみません」


ルイシュの胸から顔を上げると、彼は気まずそうに視線をそらした。何だか様子が変だ。いつもの彼なら短気を起こして「おい、さっさと退け」くらいは言いそうなのに、そういう怒りは感じられない。


「あの、ルイシュさん、大丈夫ですか? 呼吸が浅いみたいですけど」


アマリアは患者にするようにルイシュの左手首に触れた。


「脈もすごく速いです。お顔も赤いし、もしかして、蛇に噛まれたんじゃないですか!」


アマリアはルイシュの両手に噛み痕がないか調べ、上着に覆われた腕も入念に調べた。異状はないように見えた。


「だ、大丈夫だ、噛まれてない」


ルイシュはその手を振り払い、アマリアの下から自ら脱出した。こちらに背中を向け、服に着いた汚れを手で払い落しながら、アマリアを置いて野営地へ戻っていく。


「じゃあ、お風邪を召されたんじゃないですか? 診察させてください」


アマリアは地面から起き上がり、走って彼を追いかける。満足に食事や休養が取れていない状況だ。体調を崩したのなら、せめて早めに治療してあげたい。ところがルイシュは振り返りもせず、冷たく拒絶した。


「何でもない。おまえが急に突進してきたから驚いただけだ」


野営地へ戻ると、すでにオリオンとエンリケが出発の準備を始めていた。3頭の馬に馬具が取り付けられ、わずかな荷物も積まれている。


負傷しているコエントランとさわやかは、この近くの人里へ自力で向かうことになった。ここからポルトの灯台が見えたとエンリケが言っていたので、近くには間違いなく町がある。何かあっても、さわやかが一緒ならコエントランに危険は及ばないだろう。


出発前にアマリアはコエントランとさわやかに香薬を焚き、コエントランは香薬の煙を吸い込みながら主人の髪を整え、髭を剃り、その他もろもろの身支度を手伝った。別れ際、アマリアはコエントランからその道具一式を託された。


ルイシュを先頭に出発すると、すぐにエンリケがアマリアの方へ馬を寄せてきた。


「鉄砲玉娘、あそこまでお膳立てしてあげたんだから、キスくらいしなよ」


今日もアマリアはオリオンの馬に同乗している。美貌の女傭兵はアマリアを後ろから抱きかかえるような姿勢で手綱をさばきつつ、エンリケを睨んだ。


「アマリア、さっき、あなたに蛇を投げたのはこいつよ」


「おかげで、いい思いができたでしょ。僕に感謝して」


エンリケはにやにやと得意げに笑ったが、アマリアは殺意しか湧かなかった。


「あんなことするなんて最低です。1匹ならまだしも2匹も。寿命が縮んだし、ルイシュさんの前で大恥をかきました」


文句を言いながら、アマリアは惨状を思い出して赤面した。しかも、あんなに恥ずかしい思いをしたにもかかわらず、抱きついた時のルイシュの胸板の感触がちっとも思い出せない。泣きたい。


「アマリア、私はこいつを止めたのよ」


「ちょっとオリオン、君もワクワクしてたよね?」


こそこそと話している3人をルイシュが訝しげに振り返ったからか、エンリケはあぶみを操って速度を上げ、今度は馬をルイシュに近づけた。


「なあ、大臣閣下、杯のことだけど、具体的にはどうやって取り返すつもり? まさか、ノープランじゃないよね?」


エンリケは王宮伯に対して実に生意気な口をきいた。アマリアは昨夜からずっとそれを気にしていたが、ルイシュ本人は何とも思っていない様子だった。


「考えはあるが、おまえのことは信用してないから話さない」


「ふーん。まあ、望むところだけど」


愉快そうに片頬を上げて微笑み、エンリケはそれきり口を閉ざした。自分のことを信じるなと、昨夜、彼はアマリアに言った。それは果たして彼の本心なのだろうか。抱いた疑問を口にする機会はなく、王女のいるコンポステーラへ向けて、一行は最短ルートを黙々と進んだ。強行軍が功を奏し、19時には目的地までわずかという宿場町へたどり着いた。


巡礼者向けの宿が立ち並ぶ町を見て、アマリアは「今夜はベッドでゆっくり眠れる」と喜んだが、それは束の間だった。空室がなかなか見つからないのだ。町に入ったのが閉門時間ぎりぎりで、しかも、今日は聖スアデラの祝祭の前日だ。やむを得ず、一行は一番大きな巡礼宿の大部屋で一夜を明かすことにした。


宿の厩舎に馬を預け、薄暗い大部屋に入ると、すでに多くの巡礼者が休んでいた。びっしりと床に並べられた30台ほどの寝台は、寝台と呼ぶのもはばかられるような代物で、に薄い敷布をかけただけの質素なものだった。


宿泊客のほとんどが外国人で、家族や親せきと連れ立っている大所帯や夫婦、ひとり旅の男性の姿も少なくなかった。満員で利用できなかったがこの宿には女性専用の大部屋があるので、単身の女性や女性だけの集団は見当たらない。


「巡礼者にまぎれて悪さを企んでる奴らもいるから、気をつけて。こんな祭りの前日なんて、特にね」


エンリケは適当な寝台に荷物を転がしつつ、慣れた様子で言った。部屋の四隅や壁際の寝台は埋まってしまっているので、一行が陣取ったのは部屋のほぼ中央だった。オリオンは床に荷物を置き、アマリアの肩を抱いてエンリケから遠ざけた。


「アマリア、一番危険なのはこいつよ。あなたは私と大臣の間の寝台で寝なさい。——あんたは、あっちの端っこにでも行けば?」


別々の寝台とはいえ、ルイシュの隣で眠るなんて絶対に無理だ。でも、ちょっと結構かなり物凄く最高かもしれない。アマリアの胸にピンク色の興奮がじんわりと広がる。


しかし、本当にこんな粗末な寝台に王宮伯を寝かせていいのだろうか。アマリアがルイシュの姿を探すと、彼は少し離れたところで数人のポルトゥカーレ人に囲まれていた。彼の顔を知っている者がいたらしく、中年の男が自前の地図まで広げて、地元の川の治水工事の必要性を訴えている。


「大臣閣下、僕たち空腹なんですが」


エンリケが不満顔で声をかけると、ルイシュは彼を手で追い払った。


「先に行け。俺は話を聞いてから行く」


「あのね、大臣閣下、巡礼宿の食事はイマイチなの。外の食堂に行こう。中央の高官が地方のことに首突っ込むと嫌われるぞ」


「やかましい。3人で行ってこい。俺は適当に済ませる。——もう眠っている者もいるから、続きは他の部屋で話そう」


ルイシュはエンリケをあしらい、地図を持った中年男と連れ立って大部屋を出ていく。国土保安開発省大臣に何かを訴えたい人々が、彼の後ろをわらわらとついていった。


「私たちだけで行きましょ」


オリオンが促し、アマリアたちは大部屋のドアを開け、中庭に面した薄暗い回廊を歩いて宿のエントランスへ向かった。最後にまともな食事をしたのは昨日だ。空腹には慣れているアマリアもルイシュの仕事が終わるのを待とうとは思えなかった。


「あいつ、いつも、ああなの?」


エンリケが遠ざかるルイシュの背中を顧みながら尋ねた。いい兆候だなと思いつつ、アマリアは内心でほくそ笑んだ。


「はい。私の店に来てくださる時も、いろんな人に捕まって、いろんな相談事を持ちかけられて、それでよく会議に遅刻してらっしゃいます」


ルイシュは“トライアングロ”の登場人物のモデルとして市民から人気があるが、人々の声に耳を傾けるその人柄によっても慕われている、とアマリアは思っている。贔屓目で見ている自覚はある。


「博士、ルイシュさんのこと、好きになってもいいんですよ」


「冗談じゃない。あいつは遺跡を壊す奴だぞ」


腹立たしげに言って、エンリケは首の後ろで編み込んだ赤茶の髪を解き、顔を隠すように長い髪を両頬に垂らした。その時、回廊の前方から外国の傭兵らしき屈強な男たちが歩いてくるのが見え、アマリアはオリオンの背後に隠れた。何かの芝居で観た海賊のような風貌の連中だった。


「たぶん、単なる巡礼者の用心棒だから、大丈夫よ」


オリオンは小声でアマリアにそう言ったが、美しい青灰色の瞳は注意深く傭兵たちを見ていた。彼らは外国語で何か話しながらアマリアとオリオンを見やり、下卑た笑い声を上げて通り過ぎた。


「ああいう人たちと同じ部屋で寝るの?」


アマリアが愕然として問うと、エンリケも肩を落とした。


「大部屋の客かどうか分かんないけど、そうかもね。今、この辺りには色々な国から色々な人間が集まってるから、仕方ないさ。それより、お腹すいたよ。早く行こう」


アマリアとオリオンはエンリケに強く同意し、3人は宿を出て、巡礼者でごった返す通りを歩いた。時刻は19時半を過ぎた頃で、西の空が薄っすらと赤い。巡礼宿の立ち並ぶ町には食堂や露店があちこちにあったが、どこも満席だった。通りかかった食堂に入ることができたのは、オリオンの美貌に魅せられた店員の青年がテーブルを用意してくれたからだった。


席についてからも、注文を済ませるや否やワインが運ばれてきた。こんなに混んでいるのに、というアマリアの疑問はすぐに解消した。店員がオリオンにきざな微笑みとウィンクを投げて去っていったのだ。見回すと食堂は男ばかりで、客はオリオンの容姿に釘づけだった。


「頼むから目立つのやめてよ。昔の知り合いがいないか戦々恐々なんだから、僕」


エンリケは周囲に視線を走らせつつ文句を垂れた。元盗賊は赤茶の長髪で顔を隠しているが、かえって怪しいんじゃないかなとアマリアは思った。


「宿に戻ってもいいのよ」


冷たく言い放ち、オリオンは木製のカップからワインを飲む。


「巡礼宿の食事は食べたくないんだってば。ああ、王女様に同行してる時はいいものが食べられたのになあ。王女様は今頃、何を召し上がってるんだろう」


正面に座るアマリアへ当て擦るように言って、エンリケはテーブルに頬杖をついた。近くのテーブルでは外国語が飛び交っていて、ポルトゥカーレ語は聞こえなかった。


「今頃、フランシスカ様は女教皇猊下と再会なさってるでしょうね」


声をかけてきた外国人の青年を追い払いながら、オリオンはため息をついた。その場の勢いでアマリアについて来てしまったことを悔やんでいるのかもしれない。エンリケに対しても、アマリアは「サルースの杯を見せる」という約束をまだ果たせていないし、果たせるかどうかも分からない。


アマリアはふたりに申し訳ない気持ちになり、黙ってワインを飲んだ。罪悪感とともに甘酸っばいワインを飲み下した時、こんな状況にもかかわらず、なぜ彼らがアマリアを見捨てずに付き合ってくれているのか疑問に思った。オリオンにしてもエンリケにしても、アマリアをふん縛って無理やり連行し、女教皇なりフランシスカなり王女なりに差し出すこともできるはずなのに。その方が絶対に得だ。


「女教皇とマガリャンイス伯爵夫人か。さぞ感動的だろうね、母と娘の再会」


エンリケは小馬鹿にしたように笑った。母と娘と聞いて、アマリアは首を傾げた。


「あの、王妃様やフランシスカ様は、女教皇様の姪ですよね?」


アマリアの問いに、オリオンとエンリケは顔を見合わせた。教鞭を取ったのはコインブラ大学の考古学者だった。


「あのさ、高位の聖職者って結婚はできないけど、当然ながら子供をつくることはできるわけ。で、生まれてきた息子や娘は、便宜上、甥とか姪って呼ばれるのさ。でしょ、オリオン?」


オリオンは気の乗らない顔で頷いた。


「高位の聖職者の甥や姪が必ずしも実子とは限らないけど、そういうことは歴史上、よくあることよ。ルシア様もフランシスカ様もレネ様も猊下の実のお子様なの。非公式だし、わざわざ口には出さないけど、知ってる人は知ってるわ」


そういえば、今朝、ルイシュも王妃のことを「女教皇猊下の令嬢」と呼んでいた。王妃やフランシスカは病に苦しむ母親のためにアマリアをさらったということだ。


病気の母親か。アマリアは口の中でつぶやき、香薬師協会本部で見たコンスタンサの肖像画を思い出した。ちくりと胸が痛んだ。


「猊下は密かに出産されて、自分で子育てをなさらなかったから、普通は親子だと分からないはずなんだけど、噂ってすぐに広まるのよ。ルシア様とフランシスカ様はヌーシャルテルで、レネ様はチューリッヒでお育ちになったの。それぞれのお父上のお屋敷でね」


「あ、やっぱり、そこ、父親が違うんだ。へー」


噂がどうやって広がっていくか実演してくれたオリオンとエンリケの間に大きな鍋が運ばれてきたのは、まもなくだった。たっぷりの魚介を米とともに炊いた料理だ。


3人は譲り合うこともなく、我先にと手元のスプーンを鍋に突っ込んだ。タラの切り身、海老、あさり、イカ、オリーブの実などの具材からいい出汁が出ていて、それが染み込んだ米はふっくらと炊けている。


「しかし、あの大臣、サルースの杯をどうやって取り返すつもりなんだろうな。アマリア、君、あいつから何か聞いてんじゃないの?」


美味そうに雑炊を頬張りつつ、エンリケはアマリアをじろりと見据える。アマリアは首を振った。


「いいえ、何も」


「本当? 怪しいなあ」


「本当です。基本的にルイシュさんは、肝心なことは私には教えてくださいません。私、ルイシュさんに全く信用されてないんです」


きっぱりと言い切ったアマリアに、オリオンとエンリケは「へえ」「そっかあ」と同情の眼差しを向けた。


「怪しいと言うなら、コスタ大臣の方じゃないかしら? 不可解なことがいくつかあるわ」


オリオンは自分の皿に料理を山盛りにしながら思案顔で続ける。


「たとえば、アルメイダはサルースの杯を手に入れたんでしょう? それなのに、どうして大臣を執拗に追いかけ回していたのかしら?」


「言えてる。サルースの杯が手に入ったなら、あんなオッサン大臣、放っておけばいいのにね」


「ルイシュさんはオッサンじゃありませんけど、たしかに、そうですね」


アマリアはふと、思い出した。ルイシュはアルメイダに大きな貸しがあると言っていた。4日前、香薬師協会本部の前でした会話の中で。


「それに、コスタ大臣が生成したての香薬の種を持っていたでしょう。それも不可解だわ」


「それを言ったら、サルースの杯が奪われたってのに、妙に落ち着き過ぎじゃない? あと、アルメイダに襲われた時、護身用に持っているはずの短銃をなぜか使わなかったって王宮護衛隊の爽やか男が首を傾げてたんだよね」


オリオンとエンリケがルイシュに向ける疑念がどんどん大きくなっていく。アマリアは何も言い返せなかったが、ルイシュを疑おうとは微塵も思わなかった。


「私はルイシュさんを信じてます。何があろうと悪いようにはなさらないはずです」


後見人を盲信するアマリアを、エンリケはせせら笑った。


「信じるってのはね、ロマンチックなことでも尊いことでもない。思考停止して、己の生殺与奪も含めて相手に全責任を押しつけるってことだ。後で泣きたくなければ、小さな違和感を疑え。些細な糸口からでも考えろ。そうでなきゃ、いつまで経っても君はあいつと対等になれないぞ」


聖地を目指す敬虔な巡礼者が大挙するこの町で、信じることを否定する者は少数派だろう。だが、いくつもの小さな違和感を疑わず、フランシスカやエウゼビオに騙されてポルトを連れ出されたアマリアとしては、耳がちぎれるほど痛かった。


「あ、君のこと言ってるわけじゃないよ、オリオン」


エンリケが冷たい声で言い放ち、アマリアは気がついた。もうひとり、耳の痛い思いをしている人物がいたのだ。オリオンは怖い顔でエンリケを睨み、無言で席を立ち、大股で食堂を出て行った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る