虫と鳥
虫も鳥も大人になれば空を飛ぶ。なのに虫は鳥に食べられる。
虫はかつて二本足で空を支配していたが、鳥の参入により住む場を追われた。
虫は大きかったから鳥にすぐ捕まってしまったのだ。
虫は早く逃げる為に骨を外に出して足を六本に増やした。
増えた足で地を這う事で、別に飛ばなくても良いように変身したのだ。
こうして空は鳥のものになった。
本質は同じでも細部が違えば敵対するという事をこの話は解き明かしている。
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