第2話いつの間にか変な係に任命されてた
午前中の授業を睡魔と戦いながら乗り越え、昼休み。
「後輩くん〜、いるか〜?」
と言いながら教室内に入ってきた。なので
「今行きますよ。先輩」
と言うと、
「ねぇ、先輩呼びはないんじゃないかな?」
いつもならこの後「部室に行くぞ!」というのに。なので、僕はふざけて名前で呼んでみることに。
「
と言う。すると、
「後輩くん、名前で呼びたいのか?いいぞ!呼んでも」
と抜かした。めんどくせぇ。
由希先輩と話しながら進むこと5分。部室に到着した。
中に入ると
「よく来たな!宮都君!待っていたぞ!ここに櫛があるぞ!」
と言っている女の人は
「ぼさぼさの髪、どうにかなりませんか?」
というと
「簡単な話さ。君が私の髪をとかせばいいのだよ!」
馬鹿なのかなこの人。まぁ、言われたからやるけどさ。やった結果が
「宮都君。これからもよろしくな!」
と綾川先輩のお墨付きをもらい、綾川先輩の髪とかし係になったからである。
でも、春からやっていても、慣れないこともある。それは綾川先輩の髪をとかすたびに
「先輩、キモイです。なんで朝自分で髪をとかしてこないんですか?もしかして、私の後輩を誘惑しようとしているんですか?それならやめてください。後輩くんも後輩くんです。綾川先輩の髪をとかすときに鼻の下伸びてる」
と不思議なことに由希先輩がキレることである。
「伸ばしてませんよ。なんでキレてるんですか?」
と僕が聞くと
「鈍感!」
と言われてしまう。はぁ?意味わからん。
昼ご飯を食べ終わり、打ち合わせ。
「私忙しいから、今日から来週の今日の曜日まで部活はなしにする」
「「了解」」
打ち合わせ終了。打ち合わせじゃない気がするのは僕だけか?まぁ、いいや。
打ち合わせが終わり、しばらく話していると午後の授業が始まるチャイムが鳴ったので僕たちは解散し教室に戻って午後の授業の準備をする。
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