第152話 サハギン使い④ 追放

帝国の兵士はポイントにならなかったが、村にいた傭兵達は久々の賊扱いだった。

シスターを襲っていたので、それもそうか。

協商や帝国に傭兵達を排除したのでレベルも結構上がってる。あ、ついでにサハギンもか。


———————————

ブラックホーク・珍太郎

レベル:32→37

職業:まほうつかい カスタム

力:98→117

 魔:32→35

 体:72→87

 速:71→85

 技:65→76

魔法・スキル

バレット改Ⅲ、生活魔法改Ⅱ、身体強化Ⅱ、初級地魔術

格闘術Ⅴup!、短剣術Ⅱ、短槍術Ⅰ、射撃Ⅳ、隠密Ⅲup!、察知Ⅲup!、魔力操作Ⅲ、狙撃Ⅲ、魔力感知Ⅲ


称号

 異世界人、使徒、魔弾の射手(※魔弾の威力小UP・消費魔力低下・精密誘導射撃可能)、粛正者(※神敵特効)、マーダー(※対人戦闘における攻撃力微増)


—————————


野盗討伐140人達成報酬1400P

野盗討伐150人達成報酬1500P


サハギン討伐10匹達成報酬100P

        ・

        ・

        ・

サハギン討伐120匹達成報酬1200P


合計10700P


中々のモノPだろう。

帝国軍も賊扱いになればもっと積極的に狩りにいくのだが、軍を相手に割に合わない事はしない。

せいぜい足止めと嫌がらせしながら協商連合国軍を待つとしよう。


南村へのショートカットができないよう、北の村にある船は全て破壊し、やる事が無くなった。

釣りでもしてのんびりしててもいいが、協商から報酬が出るならそれはもう立派な仕事だ。

知ってのとおり、俺は仕事だけは真面目にこなすタイプの人間だ……


(しょうがない、コッチからも仕掛けるか)


幸い、マップさんのおかげで青年将校の動きをモニターできてているので、追いかけていけば先遣隊を補足できるだろう。


奴等、馬に乗っての移動だろうに。ろくに休息もとらず移動している。ご苦労なこった。



朝イチで出発しようとしたが、ギョレンジャーのメンバーの様子がおかしい。

乾燥か……


そうだよなぁ、コイツら基本水棲だもんな。


「すまんな、みんな!」

生活魔法で水をたっぷりとかけてやると、ほんのり元気を取り戻したようだった。


陸上を移動するとなると、コイツらを連れて行く事はできないか……


マーカーの動きを見る限り、目的地は湖から川を下ったとある町である為、ボートで移動するという手もある。


「ギョ、ギョギョギョーギィーーー!」


「どうした?オイオイ、冗談だろ?」

突然、仲間達が何故か俺に敵意を剥き出しにして今にも襲いかかろうとしていた。


「何故だ!もしかして、俺がサハギンじゃないっていうだけで!パーティ追放しようって言うのか!あんまりだ!あれだけ苦楽を共にした仲だろう!」


言うて、それほど苦楽を共にしたわけではないが。

なんなら、コイツら魔獣だし、ちょいちょい俺を捕食しようと襲ってたし。


しかし、こういうのはお約束が大事だ。

記念すべき『パーティ追放』だ。

ならば次は俺のターン!『ザマァ』を展開!

圧倒的俺tueeeeee!をみせつける!




一人になった俺は、哀愁漂わせてバイクに跨った。


仲間の死は無駄にはしないと心に誓って




——————————


ようやく週末ですね。

明日も投稿できるといいなぁ……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る