放課後レモネード

星海芽生

*.-Prologue

最初は苦手だったのに。



気が付いたら、好きになってた。



ただ酸っぱいイメージだったのに。



それを知ってみたら意外と甘くて。



その甘さが、濃くなって

舌に残って、忘れられないくらいなのに。



なのに、最後は爽やかで。



どんどん。



どんどん、どんどん、私の中を占めていく。



スキ。



甘いシロップに沈められた檸檬みたいに。




少しずつ、溢れ出して




少しずつ、染まっていく。




もう、後戻り出来ないくらいに。





貴方に、染まっていく。

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