可愛いはこの世の不変の絶対正義
「ち、血が繋がって無いって……」
「私はお兄ちゃんの義理の妹です、私が3歳の時に私のお母さんとお兄ちゃんのお父さんが再婚したので」
「う、嘘……!」
え、そんな驚く?
「嘘じゃないですよ?だから………」
うん?閃音の方に向かってなにを……
「結婚だってできるんですよ?先輩?」
「っ!」
なんだ?よく聞こえなかったが陽久留が閃音になにかを囁いたら閃音が絶望したような表情になって固まったぞ?
「なぁ、何を言ったんだ?」
「秘密だよ♪」
秘密かぁ……ならしょうがないな!
キーンコーンカーンコーン
「あ、もうそんな時間?!授業始まっちゃう!ばいばい!お兄ちゃん!」
「おう!授業頑張れよ」
「お兄ちゃんも!私の事片時も忘れないでね?」
「忘れねぇよ!」
むしろ忘れる方が難しいぐらい俺は陽久留の事大好きだっつーの
「んふふ、嬉しい事思ってくれてるね?」
げっ!そうだ!俺の思考は陽久留に筒抜けだった!恥ずっ!
「大丈夫、私も、お兄ちゃんの事……」
ん?俺の耳に近づいてなにを……
「大好き♡」
…………………………この世に、尊死って存在したんだな……………………
バタン
「えっ?!お兄ちゃん?!」
「はっ!私はなにを………って唐太?!」
俺は、気絶した
▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
「………知ってる天井だ」
俺は自分の部屋で目を覚ました
「あれ?俺学校にいたはずじゃ……」
ガチャ
「あ、目を覚ましたんだね!お兄ちゃん!」
おお、愛しの我が妹よ!
「陽久留、俺学校にいたはずじゃ……」
俺はそこで言葉を失った、いや、正確には失わざるを得なかった、と言うべきだろう。そこには
裸エプロンの
陽久留がいた
………………
もう一度言うぞ?
裸エプロンの!陽久留が!お玉をもって!そこに立って…………ぐぁぁぁぁぁぁ!
「ぐぁぁぁぁぁぁ!」
「どっ、どうしたのお兄ちゃん?!」
「………………神は、おられた」
「そっ、そこまで言われるとさすがに恥ずかしいよお兄ちゃん……」
いや、妹×可愛い×巨乳×裸エプロンはもはや兵器よ?!
「我が生涯に、一遍の悔いなし!」
「そこまで?!」
可愛いは正義だ!
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