第25話

 春季大攻勢。

 冬が終わるのと同時に社会主義陣営が旧ソ連。現在のロシア帝国へと侵攻を開始した。

 泥将軍を前に苦戦するも前進を続けた。

 大日英帝国軍は毒ガスなどを用いて遅滞戦術を使いながら撤退していく。

 ドニエプルラインまで。

 ドニエブルラインには出来る限りの要塞線を建ててある。

 僕が元いた世界のマジノ線並の防御力を誇るところもある。まぁ全部をそれだけの要塞線にすることは出来なかったけど。

 ドニエブルラインを突破されたら普通にggなので、全力で防御を固める。

 ここに来るまでのだいぶ無茶な進軍で消耗した軍隊。

 防御側が有利であり、攻勢側が不利。

 泥将軍によって戦車は使えない。

 こちら側が圧倒的に優位の状況。

 だがしかし、それでも気を抜くことは出来ないどころか、負ける可能性すらある。

 相手の軍のほうが、量、質ともに高い。

 ロシア帝国内でのレジスタンス対処だったりでロシア帝国から兵力も取れない。

 結構兵力は不足している。

 ソ連という畑から兵士を収穫したい。

 そしたら全てが丸く収まるのに。

 中国からも結構とってきてはいるんだけど……流石にこれ以上とるのはまずい。

 一応中国は同盟国なのだ。

 属国でもなければ領土でもないのだ。

 あいにく、こちらがゴム資源のほとんどを持っているおかげで航空戦力はこちらのほうが優勢だ。

 まぁなんとかなるだろう。(脳死)

 

 ■■■■■

 

 僕は全力でフラグを建築士にいっていたのだが、普通に勝利した。

 まぁ割と妥当な結果ではあるが。

 大日英帝国はギリギリではあったものの、社会主義陣営の攻勢を退けた。

 今回の戦いによって社会主義陣営の国は多くの兵力を失い、攻勢限界に達した。

 後少し。

 後少しで大日英帝国は勝利することが出来るだろう。

 多くの犠牲を出しながらも。

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