第52話 好きな香り

大掃除を済ませ、年越し蕎麦を出汁から作り、ジャニーズカウントダウンのために準備した


すると、母から電話がかかってきた


しかもFaceTimeで


「今手が離せないんだけど〜〜?」


「なむなむするよ!!!」


現れたのは祖父の遺影と仏壇


母と一緒になむなむを済ませ、顔を見せると第一声が酷かった


「なぎさ、太った???」


ええ、太りました3キロ


「うるさいなあ!太った!準備あるから切っていい?」


「ちょっと待って!ばあちゃんに代わるから!」


すると久しぶりに見る大好きな祖母の顔


少し痩せたように見えて孫からしたら心配だ


「なぎちゃん〜丸くなった??」


祖母にも言われ、苦笑いをするしかなかった


後ろで両親が笑っている声が聞こえてくる


「ま、丸くwwwwwwなっwww」


「まww丸いwww」


私は祖母に問いかけた


「変?」


「丸い方がかわいいよ」


そう言われ、お世辞でも嬉しいと思った


猫2人も見えた


男猫は鼻息を聞かせてくれた


女猫は可愛い鳴き声を聞かせてくれた


2人とも元気そうで何よりだ


私は今年、色々あり、生死について考えた


それでもやっぱり、もう少しだけ生きてみようかなと思えるようになったのは、周りの人のおかげだろう


読んでくださる方へ


私の作品を読んでくださり、ありがとうございます

来年も更新して参りますので、どうぞよろしくお願い致します


大切な人全員に、感謝を込めて


2021.12.31

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