第12話 丑三つ時

真は、沙耶香がいなくなったコンビニに戻ってきた。


まず水を探そうと思い、携帯で辺りを検索した。


まず気になったのが、付近を流れる


都川みやこがわ〟だった。


その付近に車を止め辺りを歩いた。


夜10時を回った頃で、酔っ払った人も何人か


見受けられた。


中には不埒ふらちな事を大声で話す 若者も


いた。


ふと、振り返るとロングコートを着た


浮浪者らしき人物を見かける。


何故か自分の方へ早足で近づいてくる。


白髪が多数ある何年も洗っていないであろう


長髪をなびかせ、真の目の前まできた。


その浮浪者の目をみると


明らかに常軌を逸している。


真の顔をジロジロ 数十秒ながめ、


〝ヨシダ シゲヲ!〟


と叫び その場に倒れ込んでしまった。


真も流石さすがにに戦慄を覚えた。


真は、〝チャンネル〟を開いた。


おびただしい力と数がいる。


〝ヨシダ シゲヲニハカナワナイ コウサンシロ〟


〝悪いね 俺強いから〟


真は、口をマゴマゴさせ チャンネルをきった。


真は、一通り、辺りを探したが、見つからず


〝都川〟は諦めて 他を当たることにした。


都川を沿うように、東京湾方面へ向かった。


車から明らかに子どもであろう人を探すが


いっこうにみつからない。


時間は過ぎるばかりだ。


時間は、翌日になり午前1時を回っていた。


途中 美佐子と連絡を取り 美佐子も探すと言って


聞かなかったが、沙耶香が帰ってきたら困るので


なんとか、説得した。


千葉ポートタワーの付近を探し始めた。


真は、〝丑三つうしみつ時か分が悪いな〟そう思った。


ポートタワーの側をさがしていると、


ベンチに小さな影がある


真は「沙耶香か?」と大声を出し走って近づく


沙耶香だ!


真は、沙耶香を抱き抱えだきかかえ


「おい!沙耶香 大丈夫か?!」


身体を揺らすが、反応がない


もう一回揺らすと、


パッと目を開き


〝コノコハ イタダクヨ〟そう沙耶香とは、


別の声が発せられた。


真は瞬間的に、〝念〟エネルギーを沙耶香に注いだ


真の手が エメラルド色に光る!


沙耶香は、「パパ‥」と言って気を失ってしまった。


〝ナンダ ツマンナイノ ミズニカエロウトシタノニ〟


〝お前も、悪い奴だな〟


そう言って 沙耶香を抱きかかえ 車に戻った。


沙耶香を助手席に座らせ


真は、疲れ切り 寝入ってしまった。






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