再び、現実
ラッキーナントカってあるけど、必ずしもラッキーが幸せとは限らない例
「───君の疑問に答えよう」
あれ、その台詞って本編前話の最後に言わなかったっけ?
「
なるほど。【
って、またしても脇道に思考が
「しかし、まだ全てを答える訳にはいかないがな」
そうだ。まだ自分は
「疑問───えっと…」
山ほどあるはずなのに、出てこない。いや、
だってここに来るまでの間に
くそっ、どうする! 何しに来たんだ俺!!
「あ…、その……、…鍵とか……防犯が……」
ハアアアァァァァァァァ!?
よりによって何言っちゃってんのぉぉぉぉぉぉぉ!!??
自分の口がまるで借り物のように
これが…
「ふ…、
「マジかよ…」
「ええっ?」
何この反応こわい。また何かの地雷踏んじゃった?
司令は『参った』という表情を、青沼さんはただただ驚きを隠せずにいるようだった。
「えっと…俺、何か…」
「や、俺もまさか気付かれちゃいないだろって思ってたから
え、この人そんな
「まず最初の質問として
司令が
「そう、我々は
まさかの苦し紛れの大暴投がなんか
「君には既に見抜かれている様だが、当然、この基地は世を
そのニュアンスだと友好的な何かじゃないよな。なんか話が一気にキナ臭くなったぞ。
司令は視線を何もない中空に投げ、続けた。
「秘密の組織が表の世界で活動を行うためには、
全然溶け込んでないですよね。あなたの服装も部屋の時代設定も青沼さんのでっかいノックも。
俺は全力で口を
「しかしそれでも、情報と機密は常にここに流れ込み、それを狙う者もいる。そういった不届き者に対処する為の装置…君の言葉で言う
思わず喉がゴクッと鳴った。
【トールハンマー】という響きの下に【
司令は
「見るがいい…! これが我々の技術の
(本編次話【どハイテクとどアナログがお手手つないで俺の脳を殺しに来るんですが】へ続くッ!)
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