なんも考えてへんで

 次いつ会える? って聞いても濁しまくりで、会えるかどうかはっきり聞いたら「わからんわ」って。撃ってもくれへんわけや。会えへんかったら会えへんかったでLINEするしDMするしたとえ会えへんでも同じ時代に生きて通信しあえるだけで少しは幸せやし別にええねん。夢でなら会えるしな。それについて君がどう思うかはわからんけどな。

 花って言ったっけ。咲いたやつ。僕ら一緒に出かけて色々見たのは事実で、それはでも忘れられる事実かも、まあ、会話の内容は覚えてないにしてもニュアンスは覚えてる。そんなかでどこまでが演技でどこまでが本音か、どれが儀礼だったのか考えてる。

 にしてもあれやな。ほんまに考えすぎやな。

 君の手の内が知りたいし僕の手の内晒しとくな。

 正しく発言できる場所に行きたい。そのために今はインターネットから始めてる。次のステージは同人誌であり、公募新人賞や。それはもう決めたことやねん。圧倒的に書き続けないと辿り着かへん。とにかく今いるステージはインターネット。ピュアリー。

 毎日すごい量のテキストを書いてるし書いてるものは必ず日の目を見る。それはリアル。

 君の手の内ほんまにわからんわ。「なんも考えてへんで」みたいな感じやけどなんも考えてへんことはないやろさすがに。考えたかたなあ、僕ら別々の道を通って別の場所を進んでる気がする。同じ世界に生きていてよかったと思うことすら全然見当違いなんかもしれんわ。

 どっからが妄想でどっからがリアルなんやと思う? 

 いや問い方が悪いな。

 この恋愛小説はいつ終わると思う?

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