第19話
「も、もしよかったら、なんだけど。
これ、食べる?俺、これから遅いお昼ご飯にしよーと思ってて」
彼女が顔を赤らめいうことには。
「やだ、聞こえたの?」
「う、うん...」
「おにぎりふたつあるから、一個あげるっ」
俺が思い切ってそういうと。
「食べたことないや、おにぎり」
と驚きの発言をした。
「あ、また戻ってくるから、
いてね!此処に!!」
「う、うん...」
たたたっと。
彼女はそれだけ言うと、階下に降りて。
トイレを済ませてからすぐに戻って来たんだ。
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