第7話

「え、ちょ、、、!」


あまりにも急に。

美少女の氷室さんが俺の前に現れたもんだから俺は屋上に繋がる重い扉のノブを離した。


パターンと戸が閉まる

嫌な音が耳についた、そのあとだ。


氷室さんの綺麗なソプラノボイスが

聞こえてきた。


「いいよ。私の胸、触らせてあげる...

その代わり、山吹くんにお願いしたいことがあるんだけど、、」


俺の名前は言い忘れたが

山吹シンジ。


氷室さんとの初会話が、コレだった。


「え」


「さっき叫んだでしょ?

聞いてたの、わたし。

だから、お望み通りのことさせてあげるから、あのね、ちょっとブラジャー買ってきてほしいの...」


「え」



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