手紙の、想いを、全てを

アキノリ@pokkey11.1

一途だけでは勝ち取れないもの

今現在29歳になった私の名前は伊藤美里(いとうみさと)と言います。

当時はとある県立高校2年生の.....17歳の女子高生でした。

私のとても大切な幼馴染と通っていた学校です。

今は.....その幼馴染の男の子は.....


こんな私ですが性格は優しげな方の性格だと言われています。

そして.....周りからは美少女などと言われていました。

今は美女と言われます。

でも当時の私は.....そんなルックスより悩みが有りました。

一点を見つめたらそれ以外は何も見えない性格だったのです。


でもそんな私を彼は優しくながらも厳しく叱責しました。

清く正しく導いてくれた青年。

それは私の幼馴染の です。


私はずっとただ一人のその想う人以外は本当に当時は性格は最悪でした。

ただ全てを投げ出してその人に.....会いたいと想うぐらいに、です。

思いながら私は今もずっと.....手紙を認めています。

彼は.....今は で待っている事でしょう.....。

このお話はコロナが流行っていた12年前の事です。


なのでこのお話は今から12年前のお話ですね。

病院に入院している彼に.....毎回、彼に好きって言われるのが楽しみでした。

それが私にとっては心地良かったのです。

とても.....嬉しかったのです。


コロナが流行ってしまい.....会えなくなってしまっても。

心には幼馴染が居る。

そう想うだけで温かい気持ちでした。


彼が居た場所は病院なので電話も出来ません。

そして彼に会えず彼は最後は でした。

私はその事にとても涙が溢れてしまい.....本当に悲しかったです。

心から泣き叫びました。


私は手紙の大切さを主に伝えています。

それは何故かといえば彼と繋がるにはそれしか無かったから、です。

今.....12年経った今でもずっと.....その事を主に子供達に教えています。

そして勤めている病院で時折、認めたりもします。


例えSNSがあっても。

大切な事を伝えるのは絶対に手紙だと.....教育しています。

何故かって?

それは本当に大切だから、です。

彼が教えてくれた一つです。


私達は1年近くずっと手紙をやり取りしていました。

それは.....大切な思いを手紙を書く事。

愛を伝える手紙を書く事を、です。

分かち合う為に、でした。


とあるアニメを観てから書き始めました。

そのアニメは.....女性が手紙を代筆するなどの話です。

その素晴らしいアニメを観てから.....認めようと思ったのです。

そして考えついてから今に至ります。


私は.....ボールペンでハッキリと当時は手紙に認めていきました。

文章を.....直に彼に伝える様に、です。

彼を愛している。


その事もしっかり伝える様に、です。

彼の名前は郁馬和人(いくばかずと) 歳。

私の幼馴染で.....小児がんと闘っていました。

彼の事がとても私は大好きです。


12年前、彼に告白されました。

それから私は.....彼とお付き合いを始めて幼馴染の関係じゃ無くなりました。

私は笑みを浮かべながら彼の手を握ってあげたのです。

でも.....1年後に彼は胃の小児がんを患ったのです。

それから.....私達の日常は変化しました。


実はその後に.....12年前の丁度今頃、コロナが大流行したのです。

それから私達の仲は割かれてしまったのです。

私はそれがとても悲しかったです。

でも彼は.....私に励ましの言葉を送ってくれました。


『大丈夫。きっと治るから』


私はその言葉で.....かなり救われました。

そして私は彼を涙目で見ていたのを涙を拭えたのです。

だから私は治る事を信じて彼と一緒に歩もうと決めました。

でもそれから直ぐに面会禁止になったのです。

私は色々と悩みました。


どうしたら良いのでしょうか、と思いながら、です。

それから私は.....思いついたのです。

手紙を書いて渡してあげようって。

だから私は手紙を認める事にしたのです。


それから彼との交流は1年近く続いてきました。

今もずっと.....彼に手紙を書いては彼から手紙を貰っては.....贈り返す。

その日々なのですが.....とても私の日常は今輝いていて。

私は.....そんな日々が大好きでした。


キラキラとお日様の様に輝かしかったから、です。

私は学校もありましたが.....学校生活よりも。

何よりも彼との付き合い。

つまりお手紙のやり取りが楽しかったのです。


でも彼は心配してくれます。

何をと言えば私の青春を、です。

それがまた.....嬉しかったのですが.....彼は本当に心配していました。

青春時代は部活動とかで過ごした方が良いんじゃないかって.....、感じで、です。

その中で私はその時は、確かに、と思いました。


『でも私はやっぱり.....和人と一緒が良い』


と私は手紙に書いて送りました。

彼はその事に、嬉しいけどね、とお返事を書いてくれて。

それからもずっと.....彼との交流は続いていきましたが.....彼の病状は本当に良くないものでした。

私はやがて知る事になりました。

治らないだろう.....、とも、です。


「.....でも私、諦めたくない」


でも私は決して諦めませんでした。

私は意を決したのです。

どの様な感じかと言えば.....最後まで彼を幸せにしてあげたい。

そんな感じの事を、です。

だから私は.....彼に聞きました。


「何か欲しい物とか無い?」


と。

すると彼はこう手紙に認めてきました。


「俺自身は今は好きな物は無いよ。まあでも.....それでも考えるならお前が幸せになった結果が欲しいかな」


と。

私はその意味を半分だけその時は理解し号泣しました。

それから.....彼の言った通りに幸せになる為に私は。


一生懸命に後悔の無い様に青春を過ごして勉強したのです。


それが何の役に立つのかと言われたら何とも言えないですが.....私はこうしたいと思っていました。

ずっとずっとこういう人を助ける医者になりたい、と。


だから。

それから.....強く.....救ってあげたいと。

今私は救命医として緊急救命室で働いています。


彼の事ですが今は私の大切な夫です。

大切な人はずっと生き続ける事が出来たのです。

奇跡が起こったのです。


だから.....私は自宅で休養している彼の写真を胸に抱いて今も忙しく働いています。

それも相当に忙しなくです。

彼は.....素晴らしいものをくれました。

私を変える為に相応しいものを、です。

実は私は妊娠していて息子ですが居ます。


私に彼は恋愛以外の道をくれたのです。

だから私は.....仲間達と共に.....今日も.....大切な人達を治す為に緊急救命室という大きな場所で立ち向かうのです。


「.....有難う。和人」


彼と婚約して.....素晴らしい物を次から次に得ました。

でも.....最も手にしたのは.....笑顔です。

彼との絆も、です。

それが私の大切な宝物となり。


今に繋がっています。

好きなもの。

それはきっと彼の優しさだったんだと思います。

導いてくれたのでしょう。

思いながら今日も私は気持ちに気合を入れます。

そうしていると。


「伊藤先生!急患です!!!!!」


「はい。了解です」


看護師が慌てて告げてきます。

それから私は和人の写真を置きます。

そしてバサッと音を立てて白衣を纏いました。

今日も立ち向かいます。


その涙を見せない様に全てを守る為に、です。

和人の意思を受け継いで.....そして大切なものを守る為に、です。

ヒーローは立ち上がる事が出来なくなりました。


でも私は.....ヒーローの代わりになったのです。

彼の意思を.....意思も魂も全てを受け継げるヒーローに、です。

それは.....彼がくれた誰にも譲れない宝物です。

だから私は.....そんな翼の折れてしまったヒーローの代わりに動くのです。

目の前の問題の壁を打ち破るのです。


『お前が幸せになった結果が欲しい』


これは今では全てを理解出来ます。

当時は50パーセントぐらいしか理解出来なかったのですが。

つまり.....彼は私を心から心配してくれていたのだと。


その気持ちの表れです。

なので私は.....帰ります。

彼の待つ場所に.....この仕事が終わったら、です。

うん。ケーキでもかって帰ろうかな。


fin

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