第3発 乱れ皮膚科と腸内外科

 俺はイブラカン、普通に騎士団で頭張ってるリーダーっすわ。

 周りからは三点リーダーって呼ばれてるんで、マジよろしく。

 「あゝウンコしてぇ、ウンコウンコウンコ…」

 俺は野糞が出来るところはないかと、辺りを見回した。

 右にはラベンダー畑、左にはラフレシア畑、そして正面にはヘソカズラが咲き誇っていた。

 「うん臭い。こんなに臭い花々で溢れているんだ、どこで野糞をしても問題あるまい!」

 ブチュビュルルルビュビチュチュビョルビョルニョルニャビュビビッピュ

 ボリューミーかつ、ライブ感の溢れる野糞臭は、町に流れこみ、肉壁へと擦れ、喉という喉を性感帯へと変えるのであった。

 「そこの君!何やってるんだ!野糞とはけしからん!君を国外追放してやるぞ!」

 

 こうして俺は祖国を追われ、流浪の旅を始めるのであった。

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