AmazonのKindleパーソナル・ドキュメント サービス

 2022年5月以降、Kindleパーソナル・ドキュメント サービスは電子書籍(ePub)をサポートします。


 2022年8月以降、Kindleパーソナル・ドキュメント サービスは.mobiをサポートしません。


 2023年7月9日に、電子書籍(ePub)を添付してKindleパーソナル・ドキュメント サービスの自分のメールアドレスにからメールを送信すると、Kindleで目次有りで読めました。


 2022年5月以降は確かめていませんが、PDFの場合は、目次が有っても、Kindleは目次を表示してくれません。


 2022年8月以降、どうなるかは分かりませんが、USBケーブルでKindle端末に.mobiを転送できるので、電子書籍(ePub)を.mobiに変換する方法を残して置きます。



 Windows 8.1の場合は、KindlePreviewerをインストールして、KindlePreviewerで◯◯.epubファイルを見ている状態で「ファイル」を選び「エクスポート」を選び「本(.mobi)」を選んで「エクスポート」ボタンを押すと◯◯.epubファイルを◯◯.mobiファイルに変換できます。


 Linux Mintの場合は、


 ①WineをLinux( Mint)へインストールします。


 著者はWineをLinux Mintへソフトウェアマネージャでインストールしました。

 ただし、ソフトウェアマネージャのWineは古いので「端末」というアプリケーションでコマンドを入力して最新のWineをインストールした方が良い、と言われています。

 しかし、著者の場合はソフトウェアマネージャの古いWineで正常にkindlegen.exeを実行できました。


 ②ねんため、パソコンを再起動します。


 ③「端末」というアプリケーションでwinecfgと入力してWineの設定アプリケーションを起動します。


――――――――――――――――――――

winecfg

――――――――――――――――――――

 著者の場合は、Kindle Previewer 3はWindows 8.1以降対応なので、念の為、winecfgでWindows 8.1を選択しました。

 動かしたいWindowsアプリケーションによってはwinecfgで複雑な設定が必要のようです。

 Windows版のkindlegen.exeを実行する場合は複雑な設定は不要でした。


 ④Wineの設定アプリケーション(winecfg)を終了します。


 ⑤Amazonのウェブ サイトからKindle Previewer(のインストーラーの.exeファイル)をダウンロードします。


 ⑥「端末」というアプリケーションでWineにKindle Previewer(のインストーラーの.exeファイル)をインストールします。


 著者は「端末」というアプリケーションで次のように入力しました。

――――――――――――――――――――

wine KindlePreviewerInstaller.exe

――――――――――――――――――――


 ⑦「端末」というアプリケーションでWineでKindleGen(kindlegen.exe)を実行する。


 著者は「端末」というアプリケーションで次のように入力しました。

――――――――――――――――――――

wine '/home/◯◯/.wine/drive_c/users/◯◯/Local Settings/Application Data/Amazon/Kindle Previewer 3/lib/fc/bin/kindlegen.exe' '◇◇.epub'

――――――――――――――――――――

 ◯◯はLinuxのユーザー名です。

 ◇◇は.mobiファイルに変換したい.epubファイルの名前です。

 .mobiファイルは.epubファイルと同じディレクトリに同じファイル名で作成されます。


 .epubファイルの名前に<などの半角記号を可能な限り利用しないように注意してください。最悪の場合はkindlegen.exeが壊れてしまいます。

 また、.epubファイル内のファイル名などに<などの半角記号を可能な限り利用しないように注意してください。最悪の場合はkindlegen.exeが壊れてしまいます。

 もしもkindlegen.exeが壊れてしまったら、kindlegen.exeを含むKindle Previewerアンインストールしてから再インストールしてください。

 (kindlegen.exeを含む)Kindle Previewerをアンインストールする場合は「端末」というアプリケーションでwine uninstallerと入力してWineのアンインストーラーを起動し、WineのアンインストーラーでKindle Previewerを選択して「変更と削除」ボタンを押します。

――――――――――――――――――――

wine uninstaller

――――――――――――――――――――


 ちなみに、Calibreでも◯◯.mobiに変換できますが、不具合が有ります。

 CalibreはKindleパーソナル・ドキュメント サービスの自分のメール アドレスへ送信できる.mobiファイルへの変換でルビを処理できません。

 Calibreは.mobiファイルへの変換で最初か最後に目次ページを作成してしまいます。

 Calibreで.epubファイルを.mobiファイルに変換する時に、目次を作らないを選択すると、nav.xhtmlの目次まで作成しません。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る