第2話 自称病弱な妹へのざまぁ断罪!! 今更謝ってももう遅いっ!! これしきの事で大げさに声をあげないで下さい。 私はもっともっと痛かったのですよ

 

 「痛いかしら」

 「当たり前でしょう」

妹が逆切れしている。

私は逆切れする人を許せないしそれが妹なら尚更直してあげないといけない。

短剣で妹の右足の太ももを刺しぐちゅぐちゅとかき回す。

 「いっかき回しちゃぐっ」

 妹が気持ちの悪い声を出す。

 そんな声を出して今まで殿方を誘惑してきたのだろう。

 「ぐっちゅぐっちゅ~」

あ、かき回すのなんだか楽しくなってきた。

 「ごめんなさい。謝ってるでしょう。もうお姉様が外で遊んでるわけじゃないって分かったから

もうそんな事言わないから許して」

 妹の太ももから短剣を引き抜く。

 妹が安心した顔を見せる。

 その表情で殿方を誘惑してるんでしょうね。

許せないので今度は左足の太ももに短剣を刺す。

 「がぁぁ」

 なんでこれだけの事でこんなに大げさに声を上げるのか。

まぁ自称病弱な妹だからそういう大袈裟に振舞うのがしみついてるんでしょうね。

 太ももで短剣をぐちゅぐちゅかき回すのはわりと楽しかったのでもう一度やる。

 妹はまだ大袈裟に声を上げることをやめない。

 私は塩を取りだし妹に見せつける。

 「じゃーん。ふふっ、馬鹿でもこれ見たら分かるかしら」

 妹は何も答えない。

 姉を無視するなんて酷い虐めだ。

また傷ついたので妹の開いた右の太ももの傷口に塩を塗り込む。

 「痛い痛いっいだっ」

 「無視は良くないわよ。やられた方の痛みとか少しは考えないのかしら」 

 このざまぁ断罪も飽きてきたので妹の靴を脱がす。

「何するの。やめてお姉様」 

 やめてとお願いするよりも自分の力で抵抗したらどうなのか。

こんなのが妹で本当に恥ずかしい。 

散々私を虐めてきた妹のお願いを聞いてあげる道理がない。

こんな事もあろうかと用意しておいた釘とハンマーを出す。

 「まさか釘を私に打つとか、そんなわけないわよねお姉様」

 「あら、馬鹿のくせに察しがいいじゃないの」

 「そんな事してお父様お母様にばれたら、お姉様もただじゃすまないわよ」

自分では抵抗することもできず人に頼る事しかできないのかこのクズは。

少しは自分の力でなんとかするように教育してあげられないものか。

今まで散々虐められた妹の事をここまで親身に考えてあげられるなんて、

私は優しすぎるんでしょうね。だから虐められるわけで。

そこは私にも非があるわ。

だからこれからは私が受けてきた痛みの億万分の1でも教えてあげる事にしよう。

妹には人の痛みが分かるようになって欲しいから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る