読み手の興味を惹くには、想像させることが大切である

「どんな物語なのだろう?」

「面白そうだな」

と感じさせるためには、それなりに情報が必要である。


**


 例えば、

【タイトル】目が覚めたらレベル9999の魔法使いの少女だった?! 


 敵知らずの最強の喧嘩野郎だった高校生の主人公が、ある朝目が覚めると非力で小柄な少女に変わっていた。主人公はあまりの変化に夢だと思い込もうとする。部屋を見渡すとどうやら自室とも違うようだ。主人公は、夢であることを確かめようと表に出る。すると空が真っ暗で、見たこともない混沌とした世界であった。呆然と立ち尽くす主人公に背後から声がかかる。

 そこで自分が魔法使いだということを知る。しかも勇者パーティーの一員としてこれから魔王討伐へと赴くらしい。素手で戦ったことはあるが、魔法なんて使ったことはない。どうする?! ピンチに見舞われた主人公。果たして無事にこの世界を救うことができるのだろうか?


 これが面白そうかはともかく、あらすじというのはどんな主人公に何が起きて、何をする物語なのか分からなければならない。


 この情報からレビューで書けることは

・主人公がターニングポイントを迎えるまでの部分について

・転移前の主人公について

・勇者パーティや世界観についてなどである。

 ここに書かれている情報は話題となる。

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