あらすじの書き方(スタイル:1)
あらすじとは、作品に置いて一番大切なもの。
これが思い通りに書けるか書けないかでも、読み手のつき方は変わってきますし、魅力にも関わってきます。
あらすじが書けないのは、”書く”ものだと思っているから。
そして、自分が何を書こうとしているのか分かっていないから。
1、あらすじは書くものではなく、組み立てるもの。
2、あらすじには方向性、種類がある。
1、について。
あらすじとは、必要なパーツを組み立てて書くもの。
これさえ分かっていれば、あっという間に書ける。
それについては後程説明します。
2、について
これを理解していないと、何を書けばいいのか、なにが書きたいのかわからないので、あらすじが書けない。
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①あらすじの種類
大きく分けて、あらすじには2種類あります。
A・一つは、内容について書くもの。
B・二つ目は、テーマ、メッセージを伝えるために書くものです。
②あらすじの方向性
こちらも大きく分けて二種類
C・一定の層に向けて書くもの。(大人向け、ジャンルを好む人向け)
D・広く全体に向けて書くものがあります。(好みであれば読んで欲しい)
これを理解しているかいないかで、書ける書けないが決まります。
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AかBに(もしくはABに)、CかDをプラスして書くのが簡単な書き方です。
ではAから説明します。
作品の内容に関して書くもの。
1主人公の境遇:幼い時に両親を失った。内気でずっとイジメに合っていた。ずっと友達がいなかったなど、過去について書く。
2主人公の状態:現在のプロフィールを書く。例えば、性別、年齢(見た目)、職業など。
3主人公の変化:誰かに出逢う、転職するなどの、過去から少し未来の転機を書く。
4主人公の未来:これからどうなるのかを、調整して書く。
この順番で組み立てるのが、一番簡単な書き方です。
取り出すのは一つずつで良いのです。
例1:カブトムシが大好きで、夏休みが来るごとに森にいっていた(1)少年が(2)、ある日床屋で恋をして相手に夢中になり(3)告白したのだが!(4)
例2:幼い頃両親を失い孤独に過ごしてきた(1)サラリーマンが(2)駅で転んで記憶喪失になり(3)目が覚めたら結婚していたのだが⁉(4)
カッコの中の数字が、上記部分
4については、結果を書いてしまうと意外性がなくなるので、作品によって書く書かないを決めたほうが吉。
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Bについて
テーマ、メッセージを盛り込む書き方です。
この場合は”○○を通し、○○について描いた○○の物語。”
という書き方をします。
(なので、Aと組み合わせる場合は、Bを先に書きます。)
例:主人公たちの日常を通し、愛や友情について描いた、青春の物語。
こんな感じ。
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Cについては、層を限定したい場合に追加します。
例:シリアスで、大人の物語を楽しみたい方向け。
最後に追加するのが良いと思います。
Dについて、いろんな人に読んで欲しい場合。
例:ロマンチックラブが好きな方、是非お手に取られてみてください。
など。自分の売りを書くのが良いと思います。
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全体の例(B+A+D)
B:土方で働く筋肉野郎たちを通し、熱き男の友情を描いた物語!
A:昔から貧弱で筋肉のつき辛かった主人公の青年が、ある日お金に困って工事現場で働くことに。そこで出逢ったのは、筋肉の塊のような五人の男たちだった。初めは馬が合わないと思っていたのだが…⁉
D:筋肉大好きで夢にまで見てしまうあなたに捧ぐ───!
こんな感じ。
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