1ドキッ〜ドッキリの仕掛け人!
「ねぇ、出して!」
トイレの個室に閉じ込められて
いるのはあたし、
名前は
いじめられっこ…
いじめの元凶は、うちの学校の
あたしは、だからいじめられている
家にも居場所がないあたしが唯一
安らげる…そんな場所、
だったのに、
その日の放課後、
体操服で街をブラブラして、
原宿駅の信号渡った薬局の前の所に座っている
今日天使になろう、
あたしの人生…さっぶい人生だったなっ!
「はぁ、」っとため息が出る
「あっ見つけた!」
そう言ってこっちに近づいてくる
白Tシャツに黒のベストにジーンズを
履いた、かっこいい男の人
イケイケだし隣で、もたれかかっている
可愛い女の子の知り合いかと思い
退こうとすると、
「ねぇきみっ!」
と手を引っ張られた、
「なっ!」あたしはその人を見る
「やっと見つけた」
(やっと見つけた?)
「なんなんですか?」
するとあたしを掴んだ、
その男の人は
胸ポケットから小銭入れのようなものを
取り出した、だけど小銭の音はしない
中からカード…いやっ名刺だ
「はい、オレこう言うもんなんだけど」
見るとびっくりするほど、
大手番組制作会社の名前が書いてあった
「えっ!」
「今度さぁ芸能人を落とすドッキリ企画を
D・K・R・TVでするんだけど、キミがいいんだ」
(え?)少しびっくりして
でも…でも…
どうせ天使になるなら…
「分かりました」
最後に…人の役に立って
あたしの憧れた、漫画見たな恋を体験してから
そらへ行くことにする
「よかった〜」
そう言って喜んでいる
「で相手は、どんな人なんですか?」
「えっ!」
写真を見せられた
その瞬間、心と身体の時が止まった
「どっ…どうしたの」
と声をかけられ、
「あっ!」と声を発して我に返って
「ごめんなさい、びっくりしちゃって」
みんなに秘密にしている事がある
あたしは、この写真の
小さい頃、一度会って助けてもらった
事がある
「まぁ覚えてないか」
小さく呟くと
「ん?」と言われ
あたしは首を横にふる
「じゃぁまた連絡するから、番号教えて」
そう言われて、教えて、
「じゃぁ1回ならすね!」
そう言われて、着信音がなる
「それオレの番号だから、登録しといて」
そう言われて登録した、
「じゃぁまた電話する」
そう言って、去っていった
あたしは久しぶりに会うのが、
楽しみになった
そして家に帰った、
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