【超能力先輩と腹筋】
万、椛、愛→2年生
ちよ→1年生
特に時期とかはありません。
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万「小桜さんって筋肉フェチなの?」
ち「え、別にそういうわけじゃないですけど……。そんな風に見えました?」
椛「お前、ちょいちょい万の腹触ってるときあるよな」
愛「腕とかジロジロ見てるしね」
万「俺ってそこまで筋肉質ってわけでもないんだけどなぁ」
ち「でもそれなりに鍛えてますよね? ほら、細マッチョみたいな感じですし」
万「ナチュラルにお腹触るのやめて!?」
椛「お前、筋トレとかしてんの?」
万「ちょっとだけね。愛に健康にいいストレッチとか教えてもらってさ」
愛「椛もやる? 引きこもりでもできる軽いやつもあるよ」
椛「俺は別に引きこもりじゃねぇよ!!」
ち「先輩、腹筋われてるんですか? 見せてほしいです!!」
万「すごくうっすら線があるぐらいだよ? 見せるの?」
愛「待って待って、部室で脱ぐの? 僕が脱いでるときは怒るのに!?」
椛「お前の脱ぐって言うのは全裸だろうが!!」
ち「全部は脱がなくていいですよ。お腹をちょっと見せてもらえれば」
万「それなら恥ずかしくないねってなるわけないでしょ!!」
椛「なんでノリツッコミだよ」
愛「脱げって言われてまんざらでもなさそうなのが不思議だよね」
椛「……ちょっとした疑問なんだけどさ。なんで鍛えてんの?」
ち「たしかに。先輩は鍛えるまでもなく超能力がありますよね」
万「なんでも超能力で解決できるわけじゃないからね。最終的に必要になるのは
愛「漫画の脳筋キャラか!! あと、そこまで言えるほど筋肉あるわけじゃないし!!」
椛「お前、中学生の頃、筋肉を増やす超能力使えたよな?」
万「使えるけど、これは自分の筋肉だよ!?」
ち「なんですか、『自分の筋肉』ってパワーワード。先輩以外言うことないですよ」
椛「別にドーピングは超能力じゃなくてもできるだろ。アスリートとかはいうんじゃないか?」
愛「すくなくとも自分の筋肉って言う変な言い回しはしないでしょ」
ち「先輩がドーピングしたら、どのぐらいの筋肉になるんですか?」
万「自由に増やせるから、ロニー・コールマンにも勝てるよ」
愛「誰だよロニーさん。ボディビルの人?」
椛「ミスターオリンピアを8連覇した男だよ。アーノルドシュワルツェネッガーにも並ぶ筋肉の持ち主としても有名だな」
ち「なんで、対抗するのがそっちなんですか。シュワちゃんに勝とうとしてくださいよ」
万「さすがにサイボーグには勝てないよ」
愛「それ、映画の方じゃん。本物には勝てるでしょ」
椛「いやいや、なんせ発音するだけで危険な男だぞ? 超能力者でも勝てるかどうか……」
ち「それネタの方じゃないですか。さっき岸先輩が普通に言いましたけど!?」
万「それは俺の超能力で守ったからだよ」
愛「そんな超能力あるか!! 何の能力だ!!」
万「シュワちゃんの正式な発音を言っても体が爆散しない超能力」
愛「そうなると、あの人も超能力者ってことになるけど!?」
椛「……実はそうなんじゃないか?」
ち「もう筋肉の話しないですし、脱がそうともしないので、ふざけるのやめてもらっていいですか!?」
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