Middle world
星海芽生
Prologue
生きている間
誰かを愛する度に
この人となら
この想いは真実にできると
永遠にできると、何度思っただろうか。
そんな風に、儚い夢を描き続け
それが砕け散る程に
最後にはそんなものはないと悟る。
それでも。
死してなお、その誰かに注いだ想いが
続いていくのだとしたら。
それは、真実の、永遠の愛と言えるのではないだろうか。
死して、一度失われたとしても───
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