課題があ! 〜ゆきちゃんと宿題〜
「いやああああああ!」
「どうしたんですか? また虫でもいましたか?」
「やっばい! やってない!」
「何をですか?」
「会社でやっといてって言われた資料! お祭りなんて行ってる場合じゃなかった!」
「やらないとやばいやつですか……?」
「部長に絶対怒られる……」
「武将に怒られるって打ち首じゃないですか……」
「ぶちょうね、ぶちょう。まぁ、打ち首みたいなもんだけど」
「がんばってください」
「えらい他人事だな。他人事ではあるんだけど。やばい、やばい。今から間に合うかな……」
「宿題やってる児童みたいですね」
「やってなくて、先生に怒られるだけの児童とは大違いだよ。責任がついてくるからね。って、そっか! ゆきちゃん出す側の人間か!」
「ふっふー。私が教員を目指した理由知りたいですか?」
「ま、まさか……」
「
「宿題出したいからかと思った……。にしてもすごい理由……」
「まぁ、私が教員になってからはもう雪斗中学生でしたけど……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます