やっさい 〜ゆきちゃんとジュース〜
侑希「ぐえっ」
ゆき「あれ? 侑希さん何飲んでるんですか?」
侑希「青汁……。苦っ」
ゆき「おいしいんですか?」
侑希「いや、僕の反応見てその質問になるのはおかしいでしょ……」
ゆき「じゃあ、なんで飲んでるんですか?」
侑希「健康にいいんだって。夢葵が言ってた」
ゆき「夢葵ちゃんそういうのに詳しそうですもんね。夢葵ちゃんはよく飲んでるんですか?」
侑希「毎朝って言ってたかな。こんな苦いのよく毎朝も飲めるよね」
ゆき「そんなに苦いんですか?」
侑希「うん。ほら、良薬は口に苦しっていうもんね」
ゆき「私もちょっと飲んでもいいですか?」
侑希「いいけど……。ゆきちゃん気づいてる? この話のここまでのゆきちゃんのセリフ全部『ですか?』で終わってるよ……」
ゆき「ほんとですね。気をつけないと……」
侑希「ほら、どうぞ」
ゆき「ありがとうございます。いただきます、……」
侑希「うん」
ゆき「ぐえっ」
侑希「ふふっ。苦いでしょ」
ゆき「苦いですね。これを毎朝はすごいです。夢葵ちゃんはもう苦いと思わないんでしょうか?」
侑希「そうじゃないかな。じゃないと、毎日も飲めないよね」
夢葵「なになにー? あたしがなんだって?」
ゆき「あ、夢葵ちゃん。これ飲めますか?」
夢葵「あたしが侑希に勧めたやつだよね。毎日飲んでるよ」
ゆき「飲んでもらってもいいですか?」
夢葵「全然いいけど、どうしたの?」
ゆき「ちょっと、気になることがあって」
夢葵「?」
ゆき「とりあえず、どうぞ」
夢葵「普通に飲めばいいの? じゃあ、いただきます、……」
ゆき「……」
夢葵「ぐえっ」
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