明日は 〜ゆきちゃんと林間学校〜
「今日はいいお天気でしたね」
「林間学校は?」
「?」
「なんでまだゆきちゃんいるの? 林間学校に行くって言ってなかったっけ」
「その、勘違いしてて、林間学校は明日からでした」
「はい?」
「だから今日は普通に授業日でした。学校にリュック背負って行ったら、恥ずかしい思いをすることになって……」
「ねぇ、ゆきちゃん、ほんとに大丈夫? ほんとのほんとに心配なんだけど」
「実は、明後日はくもりになるかもしれないんですよね……」
「天気の心配なんてしてないって! そのうち、実は昨日が修学旅行でした☆ とかしそうで怖いんだけど」
「動きの確認とか最終打ち合わせとか、前日に集会があるので、さすがに大丈夫だと思いますよ」
「最終の前に普通は一ヶ月から二ヶ月くらい前から何かあるでしょ」
「そうですけど。あ、侑希さんお土産何がいいですか?」
「林間学校にお土産とかなくない……? 修学旅行じゃないんだし」
「夜に現地の神社で肝試しをする予定なので、お守りでも買ってきましょうか?」
「夜にお守りは売ってないと思うけど。神主さんとか巫女さんとかがいないから肝試しできるんじゃなくて?」
「キャンプファイヤーも楽しみですね」
「なんか地域の子ども会みたいなことするんだね……」
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