ハマってる 〜ゆきちゃんと漫画〜
「でやあぁっ!」
「ちょっと! ゆきちゃん何してんの!!」
「あ、侑希さん。そんなに慌ててどうしたんですか?」
「いやいや、君が急にそんなことしだすからだよ。何してんの?」
「最近この漫画にハマってて。それで必殺技を真似してたんです」
「そういうのは公園でやって……。いや、24才の女性小学校教員が公園でそんなことしないで」
「ためる動作が大切なんですよ。こうやって腰を落として……、そして、一気に振り抜くんです!」
「何言ってんの? 小学生男子でも今そんな遊びなんてしてないよ」
「外で遊ぶのは大切ですよ。携帯やゲームじゃ身体に悪いですから。子どもは外でのびのび遊ばなきゃです」
「子どもはね。ねぇ、まさかほんとに公園でそんなことしてないよね……?」
「近所名物だそうですよ」
「もう何かの妖怪だよ……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます