雪斗再登場 〜雪斗の冒険〜
ゆき「あ! 雪斗!」
ゆき「ん? なんか言った?」
雪斗「いや、別になんも……。侑希さん、どうも」
侑希「雪斗君久しぶり」
雪斗「これ、よかったら……。この前のお礼も含めてですけど」
侑希「え!? ほんとにいいのに」
雪斗「いえ、もらってください」
侑希「じゃあ……、ありがとう」
ゆき「雪斗大丈夫だった? 駅とかバス停とか複雑だから大変じゃなかった?」
雪斗「……。別に」
侑希「ん? 雪斗君、それは?」
雪斗「あ、これはこの前お世話になったので、
侑希「へぇー。えらいね。ほんとに気にしなくてもいいよ」
雪斗「って、今渡されても侑希さんが困りますよね。俺が直接持ってった方がいいですか?」
侑希「いやいや! ほんとに大丈夫だって。姉さんもそんなこと考えてないだろうし。雪斗君、まだ中学生でしょ。大人の僕とゆきちゃんが、お互いのご両親に泊まらせてもらったお礼なんて渡してないから、全然気にしなくていいよ。って」
ゆき「冷静に考えて、なんで私たちお礼してないんでしょうか……?」
侑希「やばいね。大人なのに……」
ゆき「どうしましょう……」
侑希「ま。とりあえず、雪斗君は大丈夫だよ。ほんとに。僕らはやばいけど……」
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