タイトル考えるのめんどい



「ちょっと、侑希ゆうきさん! なんですか、このタイトル」



「え? どれどれ……。うわ、これはひどいね」



「せっかく多くの人が読んでくれてるのになんてタイトルをつけてるんですか」



「いや、僕に言われても……」



「確かに、〇〇 〜ゆきちゃんと……〜 の形に縛られるとそろそろ尽きてきちゃいそうな気もしなくもないですけど」



「全部その形式だったっけ?」



「えっと、ほっこり系は 〜ゆきちゃんと……〜 がなかったと思います」



「あー、あのちょっといい話の回ね」



「あと一ヶ月記念もそうだったと思いますよ」



「ああ、あのなんかよくわからないけど、カメラに向かって話しかけてた話ね。にしてもこれほんとにひどいタイトルだね。文学史に載ってもいいレベルだよ」



「ひどいですよね。後で私が叱っておきます」



「誰を?」


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