「考えるだけで飽きないだろう?」
きっと、司祭は、その知的好奇心が、人の心にもたらす豊かさを知っていたのでしょう。
本来、労働にあけくれ、一日が終わっていく平民の子には、示される機会のない、心のワクワクをそそる、いくつかの品。
ディルさんが見込みのある生徒であったこと、教える貴族の子どもが、たまたま一人もいなかったこと。
二つのラッキーが重なったゆえ、ですね。
十分の一、どんなに司祭がばっさばっさと値切ったか、ようやくわかりましたね、ディルさん(笑)
作者からの返信
仰るとおり、貴族階級出身の司祭は知的好奇心から来る心の余裕や豊かさというものをよく分かっています。
毎日が生きることで精一杯な平民には縁のない感覚です。
ディルは自身の資質に加えて、ほんのちょっとしたところで運に恵まれ、それがその後の彼の運命に多大な影響をもたらすようなところがあるようです。
理解するまでは至らなくても、知的好奇心によって世界の広さを知り、感じることができると教えられていたからこそ、彼はあまりにも立場の異なるヴィーとも会話することができたのですね。
おかげで十分の一、もう値切るというレベルを超えていたという、司祭の所業をようやく知ったディルなのでした笑
最後までお読みくださり、また嬉しいレビューまでいただきまして、本当にありがとうございます!
おそらくムッキムキの司祭さまとの思い出だ〜!
ディルの聡さは、司祭さまの教育の賜物ですね。
見込みがあって好奇心旺盛だからこそ、教えがいがあったんでしょうけれど。
ヴィーに懐いたのも、司祭さまを思い出すせいもあったんでしょうか。
いつか再会できたらいいのに、って思ってしまいます。
それにしてもディルの毒舌具合に笑ってしまったんですが、それも「ずいぶんひどい」性格の司祭さまの影響もあるのかな…w
作者からの返信
推定脱いだら凄い司祭さまゆえに、指導も体育会系なのでした。
ディルは天才肌ではなく、素質や資質が優れているタイプなので、教える側が楽しくなってしまうのですね。
彼の毒舌はどうしたことなのか、師の影響が無いとは言い切れません。どちらかと言うと反面教師的な作用かも…。
ディルがヴィーにあそこまで懐いた背景には、間違いなくこの師匠の存在がありますね。
絶えぬ笑顔と腹黒の組み合わせが彼の性癖(言い方)になっている可能性も…。
気付けばディルの周りには曲者の大人しかいなくて、まともに育つのか心配です。
いつもディルを推してくださって、それで彼の話をお届けできれば…と思い立ちました。
読んでいただいてありがとうございます!
ひどいです(きっぱり)。
いつも応援ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。
作者からの返信
ひどいですよね!笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。