パパからお金をもらう理由、それでも別れを想う理由

夢野 綴喜

第1話 パパとの関係

部屋に入ると自分の部屋との同じくらいあるベッドが一つ。私はこの広さで十分暮らせる。窓からはまたたく港の光が部屋に映し出されている。何も考えない時間がこれから始まる。

「チェル、さあ服脱いで」そうだよね.綺麗な景色見に来たわけじゃないし。いつもの儀式が始まる。

パパは大きなベッドに座ってこっちを見てる。私は窓を背に服を1枚ずつ脱いでいく。電気は消してくれない。私はブラとショーツだけになった。この瞬間がたまらなく恥ずかしい。早くベッドに呼んで欲しい。

「早くブラ取って。」

私は背中に手をやって、今日の日のために初めて付けた薄ピンクのCカップのブラを取った。痩せているせいか胸は人に見せられる胸ではないだけにつらい。

「ショーツも脱いで」

もう隠せるものはなにもない。

「きれいだよ。」パパは裸になると必ず言う。私は裸のままパパに近づき、ジャケット、Tシャツを脱がしていく。ベルトを緩める。そしてズボンを下ろす。床まで下ろしたところでひざまずく。そしてパンツに手をかけてゆっくりと脱がしていく。脱がし終わると私は太ももをなめていく。

「こっちを見て。」太ももから目を上げて股の間からパパの顔を見る。

「かわいいな。」と言って頭をなでてくれる。でもこの角度は全然かわいくないと思う。

私はうなずきながら、パパのペニスを咥える。

「上手になったね。」と褒めてくれる。どこをなめて何処に力をいれると彼のペニスが反応するかが分かってきた。咥えている時に「そのままこっちを見て。」と聞こえた。上目使いにパパの顔を見る。この顔はあんまり見せたくない。目が合うと頭を押さえつけられた。おえっ。

顎がつかれてきた頃にやっとベッドに上がれた。彼なら3分で終わりなのに。


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