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〔フォレストから離れた とある空間での会話〕


謎の女「貴方あなたの持っているその億の大金は新しい世界ではただの紙でしかありません。あらたにきずかれた計画において、むしろ貴方はただの厄介者、邪魔な存在です。」


冷たく、棒読みで、まるでロボットのように感情のない淡々たんたんとした女性の声が施設内にこだまする。


女「金持ちだろうが、コネクションがあろうが、新しい世界ではさほど重要ではないのです。貴方はまだわからないのですか?」


初老の男「こっ…のぉぅ、だまって聞いてりゃ言いたい放題言いおって!このク◯おんなが———ッ‼︎」


初老風の男性の野太い怒号が施設内に響いている。

続け様に、

初老男「金はやるから動け!このおんなを消せッ!!」


ガタンッ、バサッ、パラパラ……

【入れ物から大金を出しバラまく音】


札が床に散らばってゆく音が静かにしている。


初老男「おっ、おまえら動け!金をやると言ってるんだ!わしの言う事を聞けないのかっ!?」


   〔空間内部が映し出される〕


そこには金をバラまく男を囲むように、声に反応する事もなく、冷静に見ている男達がいた。誰一人として動く者はおらず、初老の男はみるみる蒼ざめてゆく。



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