8月17日 あくまでも妄想です

 家から花火が見えました。2階の窓の外から花火が上がっている様子が見えました。ぼんやりと眺めていました。


 来年は花火大会を浴衣着て観に行けるかしら。私の隣には素敵な人がいるかしら。なんて思っちゃったり!?


 先月末だったかにも、花火を家から観てました。その晩は友だちと行く予定でしたが、無かった事になりました。なので、家の玄関先で氷浮かべた梅酒ロックを片手に、チルい音楽をスマホからちっちゃく垂れ流して観てました。


 その時から、なんとなーく考えてる花火の妄想です。




 部屋着にサンダルを突っかけて、ぼーっと外をみる。

 ほろ酔いだから暑いのか、外の空気が暑いからか汗がじんわりと滲む。Tシャツの襟元をパタパタとあおぎ、斜め上に顔を向ける。


「意外と花火見えるでしょ? ここ、私の特等席なの」


「人混み行かなくてもきれいに見えるもんだなー」


 ふふふ、と笑いながら二人で花火の続きを眺めた。缶ビールもチューハイも、温くなって水滴が滴る。夏だなぁ、って花火を見て、汗を拭う。二人だけの花火もそれはそれで幸せなもんだなー、なんて。絶対言ってやらないけど。




 的な妄想をしている。

 別に誰が好きー、とか恋してる訳じゃない。それでもなんか、今は穏やかな夏に来年はなればいいのに、って思ってる。二人でダラダラ一缶ずつ飲みながら、どうでもいい話しながら、今度は浴衣着るかー? みたいな約束をして、花火が終わったら冷房の効いた涼しい部屋に入っていくの。はちみつ色の光の漏れる部屋に戻るの。

 めっちゃ幸せじゃない?? 妄想なんだけどね!!


 浴衣デートは未だにしたことがないので、憧れていますが、花火はそれだけにロマンがあるわけじゃないんだぞ。

 海で手持ち花火ではしゃぐ、とかもロマンがあるよね。夜の海で足浸しながら涼しくなったねー、とか話すの。


 あくまで妄想なんですけどね!!

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