5月4日 やだ男前じゃない

 昨晩の話をしましょう。もう聞いてくれ。


 同窓会で好きだった人と写真撮ったり、友達とキャッキャウフフしたり、恩師に教員になります宣言してきたり、とまあまあ楽しい1次会。3杯引っ掛けたいだけなので全然酔ってない。楽しい。ふふふ。


 だがな


 小学校の時好きだった人。何年生の時だか忘れたが、バレンタインにチョコ渡した私の初恋の王子様(?)がべろべろに酔っていた。千鳥足だった。心配だったからロビーまで連れ出した。


 突然始まった恋バナ。


「今彼氏いるん? 昔好きだった人とかいた?」


「小学校の時はアンタが好きだったよ」


「チョコもらった〜! あれ、俺あの時お返し渡したっけ?」


「ちゃんともらったよ。すごくうれしかったんだ」


 なんやかんやで、個人的二次会カラオケ。私の友達と、その彼と3人で終電まで歌ってきました。

 なんか、すごくふわふわした気持ちになったんだ。みんなご近所だったから恋バナしながら、最寄りから集団下校しました。大学の男はろくな奴じゃなかったんだよぉおおって、泣き言いいながら、笑って話聞いてくれる彼と友達と懐かしい距離感がもうさ、ぐわって。

 どさくさに紛れてLINE交換したしね。


 はるとは舞い上がりました。なんだか、このご縁は離しちゃだめだと思ったので、


「昨晩の大学の男の話は記憶から消してください」


 と、おやすみなさい、から一晩たって連絡を入れました。


「安心してくれ!」

「墓場まで持っていく!」


 秒で返事きました。あらヤダ、男前。

 ねぇ、私はまだ既読すらできていません。


 私ってこんなに乙女だったっけ泣。




 追記

 友達宣言された。まじ泣ける。

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