記憶の手帳

2023ぼちぼち②

10月9日 当て馬卒業したい日常

　退屈そうな表情膨らんで

　ケンカしたり維持してる

　何がいったいどうしたの？

　常識知識公式無意識的に

　嫉妬している

　簡単な日々はどこにもないまま

　目を塞いだ僕たちは

　光の中彷徨う夜光虫

　大好きな私の嫁、朝田さやかちゃんに久しぶりに電話かけて恋愛相談です。せっつねぇ。

　私の恋愛にイージーモードはないんですか。

　いつもいつも、何なんだ。お前はいったい何なんだ。私はどうしたらいいんだ。神様は私に何をお望みなんだあああ！！ しんどすぎてガチ泣きしそう。してるけど！

　恋愛対象にしたらダメだよ、って分かってるから好きにならないように蓋をしていたの。何度心が揺れてもきっと気の所為だって、そう思うことにしてた。私が我慢するだけでみんなが幸せならそれでいいじゃん、そっちの方が絶対いいって思ってた。私一人の幸せが誰かを傷つけるなら見ないふりした方がいいって、わかってはいるよ。

　溢れだしそうなんだよ。奥に奥にずっと隠してきた、しまいこんでいた感情が溢れだしそうなんだ。乳白色の湯船にやるせない涙を零してしまう程度にはあなたを思っている。あなたが欲しくて堪らないのに、私は動けない。

　ねぇ、いつになったら「私にしとけば良かったのに」って言えるかな。私だけを見てくれるのはいつかしら。押しかけて奪っちゃうぞ。酒に呑まれたことにして既成事実作っちまうぞ、なんて口が裂けても言えないけれども。

　再びまたそこで伴った

　意味の無い痛みも

　それでいいから思い出してよ

　安心なことに今日も忘れ始める

　ほつれていく日常

「hello」04 Limited Sazabys