死神の昔話
死神の昔話
・″昔々、ある所に顔は綺麗ですが性格の悪い黒姫がおりました″
・″黒姫は悪い事が大好きで城の中や街を出てはイタズラを繰り返し、城や街に住む人を困らせていました″
・″そんなある日、黒姫の住む街に英雄である死神が現れました″
・″性格は悪いですが顔が綺麗な黒姫を見て、死神の心は奪われてしまいました″
・″それを知った黒姫は死神を騙し、悪い事をさせて、城や街に住む人をもっと困らせてしまいました″
・″隣国に住む心の綺麗な赤姫は、黒姫に悪い事をしないようお願いしますが、黒姫は聞く耳を持ちませんでした″
・″そんな黒姫を止めようと赤姫は頑張りますが、誤って黒姫は亡くなってしまいました″
・″それを怒った死神は、赤姫と赤姫が住む城と街の人を全て殺してしまいました″
・″それでも死神の怒りは収まらず、赤姫の住む街だけでは無く、その隣の街や、その隣の街に住む人も殺してしまいました″
・″それに困った島の主達は頭を悩ませますが、そこに1人の青い騎士が立ち上がりました″
・″青い騎士は死神に悪い事をしないよう伝えますが、死神は聞く耳を持ちませんでした″
・″そんな死神に青い騎士は戦いを挑みます″
・″死神と青い騎士の戦いは激しく、三日三晩続き、死神を倒す事は出来ませんでしたが、遠い遠い土地に封印する事が出来ました″
・″死神を封印した青い騎士はその後も数々の功績を挙げて、王様から新たな英雄になるよう言われました″
・″そうして青い騎士は英雄になり、その見た目から将軍と呼ばれ、多くの人に親しまれながら人々を救い続けました″
・″めでたしめでたし″
・″要するに顔が良いだけの女には気を付けろって事だな″
将軍の功績を称える物語
・実際は無能な黒姫と死神の恋仲に嫉妬した隣国に住む赤姫が″赤の島″の騎士を使って黒姫を殺してしまい、死神の逆鱗に触れて赤姫と黒姫を虐げていた黒姫の城や街に住む人達が殺されてしまう
・死神の力は強大で他の島の当主にも狙われていた、赤の騎士を黒姫の所まで手引きしたのは無能である事を気に入らなかった黒姫に仕える騎士(現在の灰の騎士)、死神の友人であった将軍はその事に気付き、死神にその事を伝えて法で裁くよう提案するが死神が行動に出てしまう、黒姫に仕える騎士は死神に憧れていて、無能な黒姫とは釣り合わないと思っていた
・″黒の島″に陣を取って居た暴走した死神と9匹の神獣を将軍や七姫などの全島の称号持ちが集まり戦いを挑んだ(″黒の島の悲劇″)、戦いの末、将軍以外は命を落とすが死神と7匹の神獣を各島の地下に封印した(残り2匹は討伐された)、多くの犠牲を払い人々は新たな希望を求めて将軍を英雄に祭り上げる、↑の昔話は赤姫の悪行を隠し、黒姫に罪を擦り付ける為に作られた(無能の黒姫の一族は″黒の島″で不死と消えない炎によって、今も苦しみ続けている)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます