第五話 富国




天文十三年(1544) 一月上旬 駿河国安倍郡府中 今川館 今川義元




「父上、明けましておめでとうございまする」

龍王丸が深々と頭を下げた。

「うむ。おめでとう。歯刷子といったか、また新たなものをよく売っているようだな」

「はい。思ったよりも早く作ることができました。反響もよく、予想より売れてくれています」


息子は目まぐるしい毎日を送っている。所領の新田開発に特産品の開発、童の教育…。ようやく六つになろうという所だが、どの重臣よりも結果を出している。龍王丸は儲けた金の一部を今川に納めている。本人はたいした量ではないと言うが、おかげで蔵に余裕が出ている。こ奴自身はどれだけ資金を蓄えているのか余でもわからぬ。そうじゃ、童で思い出した…。


「その方が子飼にしている童たちだが役に立つのか。農民たちを使えばよいではないか。数だけは揃えろと言ったが役立たずにも程があるぞ」

「今いただいている某の所領は麻機、菅ヶ谷、南賎機でおよそ一万石ですが、すでに兵学校では四百人の者たちが学んでおります。軍役の定数よりも多くを抱えるようにします。今は若年の者が大半で役に立たぬと思いますが、将来の今川で最も活躍してくれる者たちだと確信しております」


 龍王丸が曇りなき眼で余を見ている。やれやれ、これ以上言っても無駄だな。まぁいい。自分で作った銭で好きにやっているだけだ。龍王丸が行う商いで領内は潤い、恩恵を受けているものも多い。商人たちは余よりも龍王丸に会いたがるくらいだ。今回は大目に見てやろう。


「…まぁよい。ところでお主の横にあるその箱はなんだ」

「これは父上に献上しようと持参した歯刷子にございます。父上に願って京から下向させた職人に拵えさせた特別なものにございます。せっかくですので家紋入りの箱も作りました。献上いたします」

「ほぅ…。殊勝なことをするではないか。ありがたくもらっておこう。…その方がやっている大規模な建設工事のせいで人手が足らんと苦情が相次いでいることを叱るつもりであったが…気が削がれるではないか」


「それはそれは……。手土産を持参してようございました」

「苦情が出ているということは留意せよ。現場を余も見てみたが巨大だな。あれは何を作っておるのだ」

「練兵場を作っております。兵学校の者たちの調練を強化したいと思いまして作っておりまする。ただ、練兵で毎日使うわけではありません。練兵以外の日には競馬を行うなど、民に娯楽を提供したいと思っております」


「またおかしなことを考えるものだな。全く、その発想がどこから来るのか頭の中を覗いてみたいわ」

「某が初めから考えたのではありませぬ。天竺よりも西に行った先に、今は昔ローマ帝国なる国があり、その国では娯楽として闘技場があったそうです。そのままを真似て配下の兵士に決闘させることも考えましたが、決闘で貴重な兵士を失うのはもったいのうございます。そこで競馬をしたらどうかと思いつきました。馬同士の競争であれば、軍馬が鍛えられまする。また賭け事にすれば、今川は胴元として少なくない収入を得ることができます」


民に娯楽を提供しつつ、軍備増強と銭を稼ぐか。どうやら神仏は余に神童を遣わしたらしい。

「相分かった。練兵場完成まで苦情は余が抑えよう。この後も色々と人夫を使うことを考えているのであろう?その時は苦情が来ぬように気をつけよ。それから年末の挨拶に友野屋が参った。その方に会いたいと申しておったぞ」

“承知いたしました。近い内に友野屋と会っておきまする”と言って龍王丸が下がっていった。


「御屋形様も子にはやさしゅうございますな」

雪斎がニヤニヤとしながら言った。“ほんに”と母上も笑っていらっしゃる。


「軍役の件も、練兵場の件も厳しく叱る理由がないからな。数だけはそろえろと下知したのは余であるし、人夫が龍王丸に取られて困ると申す者たちがいるのも、龍王丸が高い報酬で人を集めておるからよ。龍王丸よりも高値を出せば人は集まるが、それが出来ぬか、金を惜しんで余に泣きついているに過ぎぬ。人夫たちは龍王丸がいい仕事をくれると喜んでおるくらいだ」


「ろーま帝国と申しましたか。あの子はどこでそのようなことを学んだのでしょう。雪斎殿、あなたが教えたのですか」

「拙僧ではござらぬ。龍王丸さまはどこで得てきたのか、広い見識をすでにお持ちです。物事の考え方も広く深い。老獪と思う時さえある。拙僧が教鞭を取るときも厳しい質問を浴びせられることもあります。教えておるこちらが考えさせられ面白き時もありまする。ただ芸事には疎いご様子ですな。笛や蹴鞠、連歌は苦手のようです。茶事だけは得手のご様子ですがな」


“この今川の嫡男が芸事に疎いとは困りましたね”と母上が嘆いている。

「まだ龍王丸は六つです。これから鍛えていけばいいでしょう」


茶か。去年の暮に龍王丸が茶を献じてきたな。茶を飲むためだけの空間“茶室”と龍王丸は申していたが、中々いい趣だった。

“父上は当主として多くのご心労をお抱えでしょう。今はこの一服の茶を飲むことだけをお考え下さい。松風を聴き、日々の喧騒はお忘れください”

などと言われたときは言葉が出なかった。


「商いも領国経営もこれだけできるのならば、あとは軍略だな。芸事の指導は下向されている冷泉権大納言様にもお願いしてみよう。万事そつなくこなすのであれば、今少し所領を任せて経験させてもよい。評定に参加させる手もある」

「左様ですな。権大納言様には芸事の他に、公家の作法や関係も龍王丸さまにお教えいただきましょう」

雪斎の言葉に、余も母上も深くうなずいた。




天文十三年(1544) 一月下旬 駿河国安倍郡府中 今川館 友野 宗善




「龍王丸さまにはお初にお目にかかります。御用商人を務めさせていただいております友野次郎兵衛尉と申します」

「うむ、今川龍王丸だ。ずいぶん前からその方に会いたいと思うておったのだがな、なかなか時が許さなくてな。ずるずると遅くなってしまった。許せ」


 頭を上げると上段の間に子供がいた。まだ童と言ってもいいだろう。脇息に手をおいて寛いでいらっしゃるように見える。相手は子供でも油断はならぬ。会うのは初めてだが、文では何度もやり取りをした。龍王丸さまはお武家様とは思えぬ程、利に聡いと思わされる時が何度もあった。


「許すなどと。こうしてお会いできる機会を頂戴でき、祝着至極に存じます。ささやかではありますが、祝いの品を用意いたしました。ご笑納いただければありがたく存じまする」


私の少し後ろで控えていた番頭の吉兵衛が長めの三宝を押し戴いていると、近習の方が受け取りに見えた。

“供回りの松井五郎だ。大学頭とはよく会っておるだろう。今後その方への使番にも使うかもしれぬので紹介をしておく”

と龍王丸さまがおっしゃった。なるほどそういうことか。大学頭様は下段で最も上段に近い場所に座っておられる。高辻家の出と聞くが重宝されているのだろう。松井様は、確か遠江二俣城主だった松井左衛門佐様のお子様のはずだ。松井家とはあまりやり取りがなかったな。これを足掛かりに関係を作っていこう。


「フフフ……。大方、松井家とどう関係を築こうか考えておるのだろう。五郎よ、商人と関係を築くのは大事なことだ。関係構築は進めておくとよいが、言い値でやられることは無いようにな。また、商人に適正な利を儲けさせるように。お互いに利があってこそ長く良い関係が築けるものよ」

「これはこれは、まるで龍王丸さまには心の中をのぞく目がついているようですな」

笑ってごまかしたが、思っていたことを見事にあてられた。油断が出来ぬ御仁よ。だが理不尽ではない。我々の利もお考え下さる。


「文のやり取りでは今少し歳のいった玄人を想像していたが、まだまだ若いな。二十代の半ばといったところか。さすがは友野屋だな。若くても優秀な当主がいる」

「それをおっしゃるのであれば、恐れながら手前も同じ事を思っております」


“ハハハ!で、あるか!”と龍王丸さまが笑われた。誠に年少の子供には思えぬ。将来はどのようにおなりになるか楽しみでもある。良い関係を築いていかねば…。

「せっかく会えたのだ。常からその方に聞きたかったこと、頼みたいことがある」


龍王丸さまからの相談は、茶や綿花といった特産品を堺や京に店を設けて捌きたいとのことだった。さてさて商人の縄張りについてご説明せねばならんな。


「話が少し長うなって恐れいりますが、ご説明させていただきます」

「うむ、申してみよ」

「はい。されば、我ら商人には縄張りというものがございます。駿河や遠江といった今川様の所領において、手前どもがご配慮を賜っているように、上方には上方の縄張りがございます。中には縄張りに関係なく、所かまわず荒らしに乗り込む者もおりますが、友野屋が大手をふるってそれをやるのは辛かろうございます…。ただ、龍王丸さまのお手伝いは陰ながらも精一杯勤めさせていただきます」

「…友野屋として支店は出せぬが、俺が店を出すのであればそのための支援は惜しまない…。うまく出す必要はあるだろうが、つまりはそういうことだな?」

“はい”と応えて龍王丸さまのお顔をみた。お顔に厳しさはない。及第点の回答はできたようだ。


「名も無きものが縄張りに乗り込んで店を構えることができるか」

「大店と同じ品で戦うのでは分が悪いでしょう。ただ、龍王丸さまが扱う茶、綿、工芸品といった特産品は他に多く出回っておりませぬ。これらを取り扱われるのであれば、商機は十分にありまする」

「で、あるか。ならば速やかに詳細を詰めたいな。大学頭と細かな調整を頼めるか。助言の礼として、綿や茶の特産品について、一定量を友野屋に卸す。それで良いか?」

「ありがたき幸せに存じまする」

この辺りがこの御仁の魅力だな。ついつい話をしてしまう、絡ませて貰いたいと思ってしまう……。




天文十三年(1544) 六月中旬 駿河国有渡郡用宗村 伊丹 雅勝




「精が出るな、権大夫」

後ろから声を掛けられて振り向くと龍王丸さまがいた。

「これは龍王丸さま。かようなところにまでお越しとは。いかがされましたか」

「建設途上の塩田は何度も見てきたが、塩を作っているところを見ておきたくてな。先触れもなく悪いと思ったが来てしもうた」


龍王丸さまが子供らしい笑みを浮かべた。こうしていると年相応の子供に見える。もっとも、見るからに質の良い狩衣を召されているため、身分の良さそうな雰囲気を存分に出されている。狩衣は単色で、富士のような青色に染められている。袖口の白い糸と上手く調和して美しい。


「配下の者たちも大分慣れて参りました。この様子ならば月に一千五百貫程度の塩を作ることができると思いまする」

「そうか。よくやってくれた。武家らしいことをさせずに塩作りばかりであったが、腐らずよくやってくれたな」

龍王丸さまが積み上げられている塩の山を見て笑みを浮かべている。


もともと儂の父親は摂津の国人であったが、戦に敗れて戦死し、儂は家臣の間野七郎とともに諸国を流浪した。御屋形様に目通りがかない、今川家への登用を志願した。仕官を願った時、御屋形様は他国者の儂を登用することを躊躇っているように見えた。するとお側に見えた龍王丸さまが

“諸国を流浪して辛い思いをよく知っておろう。今少し辛い状況に耐えてくれるというのならば某の臣下としたい”と仰せになった。“好きにせよ”との御屋形様のお言葉があった後、龍王丸さまから指示されたのが塩作りだ。


龍王丸さまは様々な特産品を上方へ売り込む手段として航路を利用されようとしている。今川には既に江尻水軍があるが、あちらは軍命に備えて調練に勤しんでいる。交易の手助けもしているが、御屋形様の水軍であるので使いにくいと思われているようだ。そこで龍王丸さま直下の水軍創設となるのだが、いきなり設立しては江尻水軍を率いる岡部忠兵衛殿も良い顔をしない。塩を作り、塩を運ぶ手段として小規模な水軍を作り、徐々に大きくされていくとおっしゃっていたが…。


「権大夫、塩作りは形になりつつある。そろそろ船を作るぞ。金は必要なだけ申せ。船大工に見当がなければ岡部忠兵衛に話を通す。遠慮なく申せ」

「できますれば、はじめは忠兵衛殿にご助言頂きたく」

「で、あるか。ならば忠兵衛に話をしておこう。何か土産を用意せねばならんな。作る船は小早からで良いぞ。調練しなければ沈みかねん。関船や安宅船を作って動きませんでは話にならぬしな」

「御意にござります。造船と調練、船大工の育成までできますように考えておきまする」

「軍船に目処がついたら廻船も欲しいな。急ぐ必要はないが頼んだぞ」


“ははっ”と伝えると龍王丸さまはまた塩作りをご覧になりはじめた。内政にご熱心とお聞きしていたが確かなようだ。臣下になるよう言われたとき、子供に仕えることに一抹の抵抗があった。将来は当主になられるだろうと思ってその気持ちを封じたが、もはやわだかまりは無くなった。水軍か…。船作りも大変だが、船の上で戦になることもある。刀も振っておかねばいかんな。配下への兵法の教育は七郎に任せるとしよう。やれやれ、やることばかりで毎日があっという間に終わってしまう。ただ、茫漠とした流浪の頃を思えばなんと楽しき日々よ。




天文十三年(1544) 十月上旬 駿河国安倍郡安東村 練兵場 久野 宗能




イケェーー!

などと観客から声が掛かり、あたりが喧騒な中、龍王丸さまは冷静に競馬をご覧になっている。今日は先月から開かれるようになった練兵場での競馬に来ている。練兵場は今川館から、やや北西の郊外といえるところにあった。


もともと、府中の賑わいは今川館付近から南側を中心としていたが、龍王丸さまの開発によって町人の住む領域が広がっている。練兵場もできたことでこの動きは加速するだろう。練兵場は龍王丸さまの差配で建てられた。


南蛮の建築物を参考としているとのことだが、競馬を観覧するために建造された観客席は、ほとんど石造りで異彩を放っている。他家の者がこの今川に来た暁には圧倒されるだろう。しかも驚くべきはこの建物そのものだけではない。この建物は練兵場という本来の用途で今川の軍事力を高めるだけでなく、今日のような遊技で財も稼いでくれるところだ。龍王丸さまは作り方、使い方をよくお考えになられていると思った。


今日の競馬は、今川家が賞金を出す赤鳥杯が開かれる。ここは二万人の収容があるはずだが、かなり埋まって来ている。半分以上の席が埋まっているだろう。龍王丸さまの説得によって、御屋形様が街道の整備をされている。峰之澤から御前崎、掛川、府中までは新たに道が作られたり、東海道が拡張されたりしている。工事は途上だが、日に歩きやすくなっている。それもあって遠方から来ているものも多いのだろう。


下見所の方を見ると屈強な馬に乗った朝比奈備中守様が見えた。供回りをしている又太郎のお父上だ。この競馬は、公平を期すために参加頭数の半分は武家、残りを武家以外になるよう調整されている。


今日もっとも参加頭数の多い赤鳥杯には十頭の馬が参加するが、半数が今川家に連なる武家の馬だ。騎上には備中守様のように重臣の方も見える。


前回の競馬で、武家の馬がかなり負けたらしい。鎧も着けず走る競馬であるので、馬商人といった馬の扱いになれたものが勝つのも頷けるが、不甲斐ないと立腹された備中守様が今回の参加を決められたとお聞きしている。


馬券と言われているが、勝馬投票券は元服をしていれば買うことができる。ほとんどの者は下見走りと呼ばれる慣らしの走りを見たあと、下見所と呼ばれる場所で馬の状態を見てから購入する。備中守様が一番か二番人気になるのは間違い無いだろう。“備中守が出るなら儂も”と仰って出馬されている岡部丹波守様と人気を二分している。


「これだけ大入りならば、月に一度と言わずにもっと開催されても良いのではありませぬか?」

思ったことを告げてみると、下見所の方を眺めていた龍王丸さまがこちらを向いた。


「開催し過ぎると、賭け事にのめり込む者たちが出るだろう。適度に息抜きをする程度に嗜むのは結構だが、勤労の意欲を失うほど興じられてはならん」

「なるほど、そういう御懸念からでしたか。しかし凄い人出ですなぁ。これだけいると他国からの乱波も多く領内に入っているかも知れませぬ。気を付けねばなりませぬ」


龍王丸さまの所領では関所がほとんど廃されている。特産品を求める商人は喜んだが、商人等に扮した忍も増えた。ここは本拠地の府中に近く関所を介して入る場所とはいえ、多くの忍がいるだろう。


「荒鷲には気を付けるよう伝えてある。父上にご承知頂かねばならぬが、なるべく関所は廃して行きたいな。特産品を作り、商いを奨励し、関を廃することで人が集まる。人が集まる所には情報も集まる。こちらからの漏洩に気を付ければ状況は悪くない」


話をしていると、競争の開始を告げる旗が振り下ろされた。十頭が一斉に走り始める。“父上が出遅れた!”又太郎が心配そうにしている。“備中守なら心配いらん!ここからが勝負じゃ!又太郎、ともに声援を送ろうぞ”と龍王丸さまが応えている。同い年ということもあり、二人は仲がよろしい。


しかし、人の集まるところに情報も集まるか…。龍王丸さまは二手三手先までご覧になっている。某ももっと経験を積んで頼りにしていただけるようにならねば……。


考え事をしてよそ見をしていると、喧騒が一際大きくなった。十頭が列をなしてこちらに向かってくる。先頭はろく番、岡部丹波守様の馬だ。実は某は、丹波守様の馬券を購入している。このまま逃げ切ってくれるか…!


「又太郎、後ろから番、備中守の馬が差してくるぞ!かなり早い!」

「父上ー!頑張ってくだされ!」

丹波守様の馬を備中守様の馬が猛烈に追いかける!肉薄している!このまま終着しそうだ!!どうだ!?備中守様が僅かに抜いたか!?


「勝った勝った!父上が勝ったと思いまする!」

「そうだな。俺も備中守が差し勝ったと思うぞ」

龍王丸さまが某の顔を見てニヤリとされた。某の懐には、“皆には内緒だぞ。代わりに買って来てくれ。馬券を買わぬ競馬なぞ面白くないわ”と言われて買わされた備中守様への馬券がたくさん入っていた。



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