第二百九十八話 5月11日/高橋悠里は現在のマリー・エドワーズのステータスを確認して種族レベルが3になったことを知り『祈り』スキルを取得していることに気づく



「すごいっ。種族レベルが3になってる……っ」


悠里はステータス画面を見つめて、はしゃぐ。





マリー・エドワーズ



女性/5歳



高橋悠里の依代



状態:正常



種族:ヒューマン/レベル3(284/3000)



能力値



HP 14/14



MP 35/35



STR 5



DEF 3



INT 7



DEX 6



AGI 5



CHA 10



LUC 22



ユニークスキル



ステータス閲覧 スキル習得 不滅の恩寵 アイテムボックス



レアスキル



リープ ログアウト クローズ



コモンスキル



掃除 レベル1( 35/100)  テイム レベル2(78/100)  アイスボール レベル1(5/100)  接客 レベル1(35/100)  魔力視 レベル1(57/100)  アイスハート レベル1(5/100)  魔力操作 レベル3(12/300)  淑女の嗜み レベル1( 42/100)  アイススター レベル1(5/100)  アイスキューブ レベル1(10/100)  ライト レベル2(100/200)  料理 レベル1(0/100)  祈り レベル0(10/100)




所持金 6580601リズ 



スキルポイント 94P




行動履歴確認  転送の間  スキル習得  アイテムボックス  各種図鑑  プレイヤーレベル/善行値確認  フレンド機能  クエスト確認  ゆるふわ機能





「種族レベルが上がったからHP最大値も少し上がったし、能力値も上がってる。嬉しいっ。真珠が頑張ってくれたおかげだよね。ゲームで会ったら、ちゃんと真珠にお礼を言おう」


悠里はそう言いながら、各スキルの経験値を確認する。

『ライト』のスキル経験値が結構溜まっている。

『接客』や『淑女の嗜み』も少し上がっていて嬉しい。


「あれ……? なに、このスキル……」


悠里は『祈り レベル0(10/100)』というコモンスキルに気づいた。


「サポートAIさん。私、スキル習得した覚えがないスキルがステータス画面に表示されているんですけど……」


「確認します。確認中……。確認終了。高橋悠里様が『スキル習得した覚えがないスキル』と言ったのは『祈り レベル0』のことで宜しいですか?」


「はいっ。よろしいですっ」


「マリー・エドワーズがゲーム内で『真摯に祈る』という行為を繰り返した結果『祈り レベル0』を取得しました」


「マリーってそんなに祈ってたんだ……」


そういえば、最初のワールドクエストでも巨大魔法陣が発動するようにと祈った気がする。


「『祈り』ってどんなスキルなんだろう」


悠里はそう言いながら『祈り』をタップした。

新たな画面が現れる。





祈り


コモンスキル。


真摯に祈る者が習得する。

LUCの値が高いとスキル経験値が僅かに上昇しやすくなる。

レベルを上げると、祈った内容が叶いやすくなる。


プレイヤー憑依後には、スキルレベルが1上がるごとにLUCの値が1上昇する。





「へえー。『スキルレベルが1上がるごとにLUCの値が1上昇する』っていうのは嬉しい」


一通りステータス画面の確認を終えた悠里はステータス画面の『クエスト確認』をタップした。


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