『ひとりごと』

さくらぎ(仮名)

訳: 今となっては昔のことだが、ち゜ゃ?ζ3゛の某というものがあった。

この某は、「↻


自分が、たとえば、今から、二十年前に、刊行されて、発売されて、話題になって、有名になった、本を、読み終えて、我ながら、安っぽい、けど、でも、素直で、率直、なはずの、感想を、青空を、羽ばたく、白い鳥に、託した、として、でもそれは、自分が、ついさっき、読み終えた、本が、刊行されてから、発売されてから、自分が、読み終えた、ついさっきまでの、二十年の間に、確実に、誰か一人、とかいうものではなく、それはもう、無数の、大勢の、大多数の、ついさっき、自分が読み終えた、その本と、まったく同じ、本を読み、終えた今の、自分と同、じような人たちが、読み終えては、託し読み、終えては託、しをした安、っぽいけど素直で率直な、はずの感想文と、まったく、同じか限り、なくそれに近、いものであって、だから、もうみんな、がみんな知っ、ていることで、いつかどこ、かで見たこ、とがあるよ、うなないようなありふれてあふれたもので、だからついさっき、読み終えたそ、の本の感想、を敢えて自分も、託してみたり、する必要、性はまったくなくて、それでもそれ、をするってことは、だからなんや、そんなん知らん、俺は勝手に読、み終えては託、しをするんや、他人がど、う思、ってようが、まったく気になんかしてない、自己満、足で大いに結構、っていう自、分の気持ちに素、直に従、うということで、従い続、けるということで、だからその責任は果たさないといけない。気にしたら負け。でも、そう思ってる自分が、実はいちばん、気にしてたりする。了

           ↻

」と言って、そのまま眠ってしまったそうである。

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『ひとりごと』 さくらぎ(仮名) @sakuragi_43

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