(二)-17
弁護士のチェックが入った後、小内海はこれにサインした。こうして小内海は書類送検されることになり、釈放されることになった。
「木葉警部補にはお世話になりました。後日今回のお礼をさせて頂きます」
別府弁護士はそう言って小内海のサインの入った調書をデスクの上で木葉の方へ押し出してきた。
「警部、です」と木葉は訂正しながら調書を受け取った。
「これは失礼、木葉警部殿。お若いので、警部補かと」
「いえ、署轄の捜査官で私のような年齢なら普通はまだ警部補ですが、私は県警からの出向者でしてね」
(続く)
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