第2話
ある少年がゴスロリ少女ティーナの元に相談しにきた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーー!!!! 勇者パーティ追い出されたーーーー!!!! ま゛ま゛ーーーー!!!!」
何言っちゃってるんだ? こいつ。俺なんか蛙だぞ?
少女ティーナ元には相談者が来る。何故だかは知らない。そういうシステムの異世界なのだろう。
少女ティーナは。モニュモニュ、ぷにぷに。木の椅子に座り俺を抱いていた。俺、蛙の雨頭 冬夜(あまがしら とうや)異世界転生者だ。
「で、あなたゃはどうしたいみゃ?」
「こうぐーーーーんと強くなって!!!! チート能力身につけて!!!! ザマァしたいのですよ!!!! こうドヤァッて!!!!」
ゴスロリ少女ティーナは大きな蛙の俺に伺う、今時の少年は、なんでチートなりたがるかなあ? 会話でなんとかしろ、会話で。ブラフ噛ませよ。あっ!! て俺の蛙の手を服の中入れようとすんなや、ティーナ。冷たくてぷにぷにで気持ちいいからって。
「蛙さん?? どうにか、出来そう? みゃ??」
「どうにかしてやろう。少年よ、勇者の所へ案内しろ。」
「え?! 俺では勝てないよ?! 蛙のオッサン?? 勝てないよ?!」
「この世界見た目じゃないからな? なんとかしてやる。」
「蛙ちゃん!!!! かっこいい!!!!」
「少年よ、コレ持ってろよ。」
「あ、はい。」
俺は少年に聖水として蛙の水をガラス瓶で渡した。要は蛙のアレだ。
蛙の俺とティーナは意気揚々と酒場に来た。
勇者パーティとのご対面だ。
少年よ本当のロールプレイ見せてやる!!
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