第7話ピンチをチャンス変えることはみんなの助けがあってこそ成り立つものである。

 暫くすると、他のアパートの住人も帰ってきた。みんなは、カラオケやスイーツバイキングなどに行ったらしい。あっ、優花だけか。どこにも寄らずに帰ってきたの。

 その事実を知った時の優花はすごい顔をしていた。

 俺はいつも通りに時間になったら夜飯を作り、ご飯の支度をすることに。

 今日は未来莉さんが帰ってくるのが遅いなと思っていると、未来莉が沈んだ顔をして帰ってきた。俺が

「暗い顔をしてますけど何かあったんですか?」

 と聞くと、声を上げて泣き出した。

 何故泣いたか聞いてみると、内容はこうだ。

 社内で一番可愛いと言われている人が重要な書類のデータを誤って消去したらしい。それを報告すると、緊急に会議が開かれることに。すると、その女の人が会議中に「この人のせいでデータが消えました。」と未来莉さんを指さして言ったらしい。そこからは酷かった。上司は未来莉さんの話を聞かずに責任をとって辞めろとだの使えねぇなぁだの暴言を吐きまくり、その女の人は「じゃあねぇwwwwww」と言ってきたらしい。

「ねぇ、みんな。私はどうしたらいい?」

 と未来莉が聞いてきたため、

「その会話、録音してありますか?」

 と俺は聞いた。すると、

「うん。こっそりと。嫌な予感したから。」

「上出来!」

「ほぇ?」

「上出来ってなんでだよ?理由をおらに教えてくれ!」

「たしかに。」

「そうですわね。」

「まぁ、簡単に言うとtettaにその音声を流す。拡散希望で。」

「「「あ〜、なるほどね。」」」

 と質問者たちは納得した。ちなみにteddaとはNMS(ネットワークメッセージサービス)である。が、しかし

「そんなことは嫌だ。私やりたくない。そんなことしたら、余計に恨みを買っちゃうし、大事になっちゃうよ。」

 と未来莉は否定した。なので、

「それか、別の仕事に転職して見返すか。見返すことはいいだろ。恨みは買わないよ。それで恨むなら小さい人間だよ。心が。」

 と言うと、

「えっ?転職?私はいいけど、部屋代とか払えなくなっちゃう。」

 とお金の面で心配してきた。そこで大家さんが、

「部屋代は免除してあげる。仕事が見つかるまで。だから安心して?」

 と言うと

「ありがとうございます、ありがとうございます」

 と泣きながら感謝していた。

 その夜、俺は共有スペースでスマホを使って、良さそうな転職サイトをピックアップしてリストを作り印刷して未来莉さんに渡してあげた。未来莉さんは俺が渡したリストを大事そうに胸に抱いていた。


 後書き

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