125話 魔法戦本戦
格闘戦も終わり、両方の本戦出場者が決まって僕らは会場へ向かう。
幸い格闘戦の間と休憩時間に目が覚めたのでそのまま僕は集合した。
本戦出場者は総勢56名、各校Aクラス15名と僕ら予選組の39名に加え、お互いの学院の4〜6法生推薦3名ずつに加えて各学院の予選から3名を加えて勝ち抜き戦が行われる。
3名の内2名はレアとミリスとなり、結局全員が本戦に上がることとなった。
「さて〜、予選も終わったところで本戦は私ではなく〜!」
「ボクデース、イエーイ……」
カエラと違い、棒読み感満載のレオは会場から主にサリスから、
「己! やる気あんのか!?」
そう言われるが、無視して続ける。
「なんか、サリスとかいう熱血バカ師匠がなんか言ってますが、気にせずやって……」
そういうと、サリスがセンスを振り翳す。
風魔法風刃……しかも僕達のものとは比べ物にならない程速く大きいものがレオを襲う。
レオは深い溜息を吐くと、右手を出す。
手の真ん中の指輪が光る。
「
魔法が当たると、指輪に吸収される。
そして指輪が再び発光する。
「返す」
そう言うと、先程と同じ魔法をサリスに放つ。
サリスは扇子で弾き、「ぐぬぬっ」っと言って席に着く。
「では対戦表を発表……カモーン……」
気だるそうに言うと、対戦表が映し出される。
本戦の対戦はランダム形式の戦いとなる。
先程のように誰と当たるのか、直前までわからないようになっている。
僕の相手は向こうの学院4法生の五席が相手だった。
次の対戦では前年の成績上位者が出てくる為、より一層厳しくなる。
そうして解散となり、魔法戦本戦開幕となった。
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